3月9日、ヤクルトとのオープン戦(マツダスタジアム)、0対4。地元で負け続きどころか、3試合連続完封負け。
「オープン戦なので、特に気にはしていない」と、新井さん。(「日刊スポーツ」)
それは一理あります。オープン戦と本番は別物。オープン戦でいくら勢いあっても本番でそれが出せなかったら何にもならない。
でも、この点のとれなさ。昨年と地続きに見えるから、「別物」と言い難いんです。
でも、この点のとれなさ。昨年と地続きに見えるから、「別物」と言い難いんです。
ドラ4渡邉悠斗、内田湘大、佐藤啓介の2軍調整が決定。希望の星がまた消えていく(一時的に)。渡邉は奮闘していたようにも見えたのだけど、どういう意図で?
せっかくのチャンスをものにできない若手ももったいない。チャンスは与えたけど結果が出なかったと、満を辞したようにもし田中広輔、上本崇司、野間峻祥、松山竜平ら、いつメンと入れ替わっていくとしたら、また昨年と変わり映えしない景色に塗り替えられる。
ベテラン勢が若手を寄せつけないようなプレーを見せてくれるなら、それもプロの世界、話は別ですが。
それでも負け続けても、未来を描けるようなカープを見たい。新庄監督1年目の日ハムのように。
若手に急に結果を出せといっても、そう簡単には行かない(行ったら嬉しいし、すんばらしいことですけど)。
2軍でたくさん打席に立たせるというのは王道なのかもしれないけれど、見込みのある選手なら1軍で場数を踏ませるというのは博打なんだろうか。
今のところ、1軍に定着しそうなのは二俣翔一。昨年、シーズン通して1軍に帯同したのが大きかった?
昨年、日本代表の井端監督にも見出され、期待された田村俊介。1軍スタートしたものの、鳴かず飛ばずで5月上旬に2軍降格。
「競争」という目で見たら、それこそ結果の出ていない選手を1軍で使い続けるのは理不尽かもしれない(昨年後半の田中や松山も当てはまる)。
ヤクルトが2年目の村上宗隆を起用し続けて3年目に開花したみたいに、あのまま田村を我慢して1軍で育てていたらどうなっていたんだろう。
今日、1回、塩見泰隆のファウルフライを落球したライト田村。エラー後の打席がファーストライナーで終わったのを見届け、3回から二俣翔一に守備交代。
そういう厳しさ、あっていいと思う。それならこれまで、ゆるんだ守備を見せた野間にもそうしてほしかった。
痛みを伴う改革宣言をしたと思われた新井さんだったけど、その痛みにも限度があるというか、我慢しきれず昨年と似たような顔ぶれになることだけは避けてほしいが、どうなる? 若手、出てこーい。