3月7日、東大と横浜高校の野球部が、大学と高校の垣根を越えて練習試合をしたというニュースは興味深かった。
東大主将の杉浦海大の母校・湘南高校は、毎年横浜と定期戦を行っている。そこで、湘南の監督を通じて、横浜との練習試合が実現。
高校のトップレベルにある横浜との対戦は東大にとっても得ることがあるだろうと始まった試合も、13対1で横浜が圧勝(しかも7回表終了時に日没コールド)。
東京6大学最下位の東大とはいえ、ここまで差が開くとは。でも、普通はない大学と高校の対戦。東大野球部だからこそ、野球に関して妙なプライドがないからこそ、成立したんだと思うと、なんか清々しい。
常々、サッカーの天皇杯のように、野球にもプロとアマが同じ土俵でタイトルを争う公式戦があれば面白いのにと思う。
でも、プロ野球界にはメンツがあるから、実現はしないでしょう。そんなプライドなんてなければ、野球界がもっと面白くなるのにと思う。何様?
そんなところからも、何かとサッカー界の風通しのよさを感じます。
プロ野球では、年々メジャー移籍する選手が増え、日本のプロ野球の選手層が薄くなると嘆く球界OBの声が時々聞こえてきます。
サッカー界では、むしろ海外移籍組が増えることで、日本のレベルが上がると歓迎されているような気がします。
もしかしたら、サッカーファンの間では、Jリーグの選手層が薄くなると懸念する声も出ているのかもしれませんが、サッカーの近くにいない私の耳に届いてくるほどの話題にはなっていないような。
それはやっぱり、サッカーには「ワールドカップ」という世界標準の舞台があるからなんだな、と。ワールドカップで上位を目指すためにも、個々の選手のレベルアップは必須だという認識があるんじゃないか、と。
野球にもWBCはあるけれど、サッカーW杯のような世界を巻き込むイベントにまでなってない。局地的でガラパゴス。だから、いまだ海外移籍組に対する了見の狭い意見が出てくる。
スターが続々いなくなるのは野球ファンにとっても寂しいは寂しい。でも、森下暢仁や小園海斗がカープを出て行っても、私は喜んで送り出したいです。レベルの高い環境で野球をしてほしいと思ってます。
3月8日のヤクルトとのオープン戦で、サードでスタメン出場した小園は、6回からセカンド、8回からファーストの守備についた。
小園とて定席はないし、特別扱いされる理由もない。でも、小園はいまやチームの顔。小園の打撃への期待あってのこととはいえ、ポジションをコロコロ変えられて、大事にされてないなぁと思う。
こと小園に関しては、真っ当な評価してくれる場所で思いっきり野球をしてほしいと思う。
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