文化放送と言えば、シーズン中、西武の実況中継をメインに放送しているラジオ局。この秋山の新春特別番組は今年で5回目だとか。
秋山が西武に在籍していたのは2019年まで。西武を離れてから始まっている番組。どんだけ秋山、愛されてるの? それ以前に、現役のプロ野球選手が冠番組持ってるって、稀有では?
秋山のトークが面白いからこそ続いているんでしょうね。秋山はいつも自分の言葉を持っていて、話したいことがたくさんあって、リスナー(野球ファン)に向けて話してくれるそのサービス精神、いつもいいなと感じてます(ヒーローインタビューも)。
昨年は盟友・前田健太をゲストに迎え、約1時間の放送。前田効果でスポンサーがついたと言ってました(やるじゃないか、マエケン)。
今年は4年ぶりに秋山がソロで放送。放送時間が30分だったのはちょっと寂しかった。まるで打席数が減ったシーズンと重なって。
カープ4年目のシーズンを終えた秋山。昨年11月に開催されたカープのレジェンドゲームでは、いろんなOBの方にもご挨拶。少しずつカープの後輩として認識されてるのかなって感じたそうです。
そして2025年の振り返り。64試合、157打席、145打数、38安打、打率2割6分2厘、ホームラン1本、打点5。これはカープに来てからすべてキャリアローの数字。スタメンの数は29試合。
開幕3戦目(阪神戦)で負傷。あの試合、ファビアンが初ヒット。
「オープン戦からなかなか結果が出ず、外国人選手として慣れない環境の中、すごく明るくて他の選手ともコミュニケーションとってやってくれてたんですよ。(1塁上にいた)僕もすごく嬉しくて、サードまで確実に行けるな、ファビアンも2塁まで行けるかなと思って、サードのベースを回る前にいつもより早く体を内側に向けようとしたら、ベースの外側にまわってしまった」
その上で起きたアクシデントだったようです。「何万回踏んできたベースでそういうことになるのかと、まだまだレベル低いな」と振り返っていました。
でも、ケガがすべてじゃない。取り返す自力がなかったと自ら語っていた秋山。自分の力量に謙虚、客観的。2軍でいい結果が出ていたからまだやれると退団した田中広輔との違いはここなのでは?
スタメンが少なくなり代打の試合数が増えことで、運動量が落ちるので、練習にかける時間がかなり長くなったそう。
また、今季、ライトでのエラーが記憶に残る秋山でしたが、シーズン前、両翼につく準備をしていなかったとのこと。2024年の成績からすると、「来年もセンターでやるだろうな」と思っていたそうです。私もそう思ってた。
「センターはいつでもできるような簡単なポジションだと思ってほしくないんですけど、僕の中ではフィールドに立ったとき、一番不安感が少ないんですよ。なのでレフトとかライトとか怖いから、練習でいろんな打球を受けて、こういう打球もある、こういう追い方をしなきゃいけないというのをなるべくやっておかなきゃな」と、練習量を増やしていたそうです。
「若手に抜かれる怖さはありましたから。だからこそフルイニングで試合に出続けることを意地に思ってやっていた」
「本能的にこの怖さをイメージできてたんだろうな、と。体が痛いから全力を尽くせない、試合に出られない。そのことより、身体が元気なのに出られない怖さ、それが早まっていく怖さがあったんだと思います」
この感覚はプロ野球選手としてまっとうなものだと思うけど、秋山がカープの外から来たからこそ、よけいヒリヒリしたものを持っているような気がした。
どの選手だって危機感持ってやっていると思うのだけど、このヒリヒリ感(臨場感)、野間峻祥から感じられます?
「2年連続同じことになるんだったら、あ、これ3年目も4年目も下手したらチームは残してくれないなという想像が容易についてしまうので、2年分まとめてやってやるぞという思いに秋山翔吾、いま火がついてます」
ボッ! ファイヤー!
それから、とっても印象的だったのが、會澤翼に言及していたこと。田中将大の200勝、前田健太のNPB復帰、オランダに行く石川歩と、いろんな動きのあった88年世代。
2021年から日本プロ野球選手会の会長をつとめてきた會澤は、このオフ、ソフトバンクの近藤健介にバトンを渡した。
「選手会の会長という、やったこともない、想像もつかない大変さの中で、プレーしていた選手が隣にいてっていうのは、これは貴重な体験。すごい男と同じチームにいるというのは改めて感じました」
来季からは會澤にとって、プレーに集中できる環境。「逆に言うと、アツが野球に集中したときの爆発力がこの1年あるんじゃないかと想像できるんですね」と、秋山
選手会会長という、縁の下の力持ちのような仕事を4年間担ってくれていた會澤へのリスペクトを感じる言葉、実はなかなか聞かない言葉とも思いました(會澤に爆発力が残っていると嬉しいけれど、そこは……)。
これはプロ野球ファンにも(そうでない方にも)知っておいてほしくなるお話だったんです。(つづく)
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