2025年5月2日

恐れていたことが・・・田中将大の日ですら勝てず、歴史的16残塁


5月1日(木)、巨人戦(東京ドーム)、4対

1戦目に続き、投手大放出して、12回延長サヨナラ負け。

昨日、「今の田中を打てないようでは、暗澹たる気持ちになってしまう。きっと今日は大丈夫。この予想が当たりますように」と書いたが、まさかの恐れていたことが。

巨人先発・田中将大。日本に帰ってきてから負のオーラが漂う。田中が楽天に入団してから、楽天を応援していた時期もあった。それくらい魅力的な投手だった。

1回、2アウトから、野間峻祥、末包昇大、坂倉将吾、ファビアン、菊池涼介の5連打で3得点。この場所にいる人じゃないなと、見ていていたたまれなくなる。

田村俊介申告敬遠で満塁も、打席はドミンゲス。満塁残塁で終わる。


2回、矢野雅哉ヒット、野間ボテボテの内野安打。これでは守っている野手が嫌になりそう。

しかし、1アウト1塁3塁、坂倉セカンドゴロでここどまり。

3回、菊地ヒット、田村フォア、小園海斗フォア、矢野ショートフライ、2アウト満塁で残塁

田中はここで降板。田中相手に3点しか点を取れなかったのは大誤算。ラッキーデーを棒に振る。

石川雅規をかかえるヤクル同様、巨人も田中をこんなふうに大事に起用していては、チームにとってよくない。

と、啖呵切って終わる試合になるはずが、この後も恐ろしいほど残塁の山で追加点なし!


経過を書き出してみてゾワッとする。延長戦まで持ち堪えた(?)のは、ひとえに投手陣のおかげ。

予測不能でいつもなんとかなってしまうドミンゲスは、今日も大崩れすることはなし。もう1イニング見たかったが、岡本和真の8号ソロ(2回と)と吉川尚輝のタイムリー(3回)、5回2失点で降板。

4回、2アウト満塁で、田村空振り三振。

6回、坂倉併殺。

6回ウラ、抑えにまわってほしいほどの森浦大輔がキャベッジに5号ソロ3対3、同点に。でも、打たれた後も落ち着いた森浦の佇まいは、やっぱりいいと思う。


7回、島内颯太郎が抑え、8回、ハーンが力強いピッチングで三者凡退! 今カードでのハーンの復調は喜び。

9回、ノーアウト満塁でファビアン併殺、2塁3塁で菊地はサードゴロ。

9回ウラ、同点で中﨑翔太。スリリングだったが、菊地の素晴らしいダイビングキャッチも出て、三者凡退!

延長10回、期待していなかった(←デフォルト)代打・堂林翔太がヒット、やった! 今日1番も不発だった小園もヒット! 1アウト1塁2塁、矢野はきわどい判定で見逃し三振。野間ショートゴロ。

ゴールを狙えども狙えども得点の入らないかつてのサッカー日本代表のよう。決定力不足!


10回ウラ、塹江敦哉が三者凡退! 

11回、巨人も1アウト満塁。ここもスリリングだったが、今日は栗林良吏がしのいだ!

12回、ケラーのイニングまたぎにも勝機なし。菊池ヒット出塁も、田村に代打・山足達也。この山足がまた1球でバント決めるという職人芸。山足の技術をリスペクトしつつ、この期に及んでもバントを選ぶカープベンチ。これでは点が取れないよ。

得点圏にランナー進めても、打席には守備固めの大盛穂、空振り三振。小園ショートゴロ。

キャッチャー甲斐拓也の打者の追い込み方がお手本のようで、フィールドに戦略コーチが一人いるよう。


12回、昨日、アンダースローにフィットしない巨人を見せつけた鈴木健矢はどうかと思ったが、ルーキーの岡本駿。

併殺で2アウトを取って踏ん張ったが、キャベッジのヒット、吉川尚輝の3塁打でサヨナラ負け

カープの、拙攻も拙攻を見せつけてきたここまで。引き分けに持ち込もうという方がおこがましい。岡本は悪くなーい。

「プロは凄いな、と。少し甘いところにいったらやられることを痛感した。ああいう場面で抑えられる投手になりたい」と語った岡本に、むしろこれからも期待しています。(「スポニチ」)


1番2番打者不在のカープ。いつもなら却下してほしい2番矢野も、今日1番が小園ならバントで送ればいいと100歩譲ってみていたが、その小園もスカッとせず。

4度の満塁もフイに。ランナー出ても返せない。ホームラーーーン。

坂倉がスタメンマスクに復帰。打者として期待できない會澤翼や磯村嘉孝をずっと温存しているベンチもどうかしてる。

明日からは森下暢仁と床田寛樹が完投して、リリーフ陣をケアします!

まだ開幕から1ヵ月、投手陣は元気だが、この点のとれなさ、昨年9月の大失速を思い起こす。

あの渦中を振り返って、秋山翔吾は「こんなにも止まらないものか」、もっとチーム内で声かけできればよかったと言っていた。菊池も。さぁ、今がそのときですよ。
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