3月29日(土)、阪神戦(マツダスタジアム)、2対3で、2連敗。
昨日は、たとえば楽天にサヨナラ勝ちしたオリックスに「岸田新監督に初勝利をプレゼント!」とか、メディアもいちいち大袈裟と思いつつ、プロ野球が開幕した喜びやお祭り感が伝わってきた。こっちはお通夜でしたけど。
開幕白星スタートの方が気持ちいいけど、負けてもその後勝ち越したらええねん。と、気を取り直していたが、早々に負け越し決定。
床田寛樹は2シーズンぶりのデーゲーム登板だとか。温かくなったら大丈夫かしら。水分不足で足攣ったりしないよう気をつけないと。
その床田、安定感あるテンポいい投球で、ポンポン進む。
スタメンは會澤翼が石原貴規に変わっただけ。昨日とほぼ同じ打順。
昨日は4安打完封負けだったが、今日はヒットはポコポコと9本。
3回、石原ヒット。も、床田のバントはピッチャー正面で併殺、シュゥゥゥ。と思えば、二俣翔一にヒット。つながりません、勝つまでは。
4回、小園海斗と秋山翔吾ヒットで、1アウト1塁3塁。ファビアンが併殺崩れのセカンドゴロで、初打点! カープにとっては貴重な1点!(サッカーか?)
スカッと行っていただけたらそれはもう嬉しいが、まず点を取ることが大事。石井琢朗コーチ(現DeNA)の教えを語りつごうね。
これで喜んでいてはいけない。5回、木浪聖也のタイムリーですぐ追いつかれる。
5回ウラ、床田ヒット。なんという伸び伸びしたスイング、見ていて気持ちがいい。森下暢仁との競争が始まっています。
矢野雅哉と小園が連続フォアで、2アウト1塁2塁。モンテロはボールを見極め、フォアゲット、押し出しの1点。ファビアンに続いて、モンテロにも初打点! 2対1と勝ち越す。
スカーンと打ってもらえたらそんな最高なことはないけれど、むやみに打ち気に走る虚しい空振りを見るより、よかった。爽快感はおあずけだが、点を取ることが大事。
なおも満塁も、秋山見逃し三振で、1点どまり。昨日の會澤のポンコツなショートゴロと同様、象徴的なイニングだった。
しかし、床田、点を取ってもらった直後の失点が続く。6回、森下翔太の2ランですぐ逆転される。
今季から野村祐輔の背番号19を受け継いだ床田。そういうところはオリックスに行ってしまった九里亜蓮の系譜ではないか(九里は新天地で初先発。2失点したものの、2点取り返してもらって負けは消えた。よかったな! チームは負けたけど)
7回、二俣ヒット、矢野バント、小園申告敬遠で、1アウト1塁2塁。またチャンスで4番モンテロ。は、空振り三振。
8回、秋山ヒット、菊池涼介バント、2アウト2塁で、代打・野間峻祥。昨日も得点圏で代打野間だった。
オープン戦好調だった堂林翔太を代打の切り札にと新井さんは言っていたが、堂林にもそんなに期待しているわけでもないのだが、のま? ショートゴロで3アウト。
9回、二俣ヒットで猛打賞。一つ一つは点のまま、そのうちつながって線になるかな(雨乞い?)。
今日、チャンスの場面でモンテロに長打が出れば最高だったが、イチローだって、大谷翔平だって、近藤健介だって、毎打席チャンスで打てるわけでなし。
それは気休めでも、能天気なのでもなく、それが野球というゲームだと思ってるんです。モンテロやファビアンにも、そう遠くないうちに快音が聞ける気がする。
そう思わせてくれるのは、昨年のレイノルズとシャイナーがあまりにあまりだったからだが(比較対象に問題が・・・)。
ソフトバンクだって2連敗。選手層は違うから安心材料にはならないが。
しかし、「代打・野間」のコールを聞いて、昨年の「代打・田中(広輔)」がすり変わっただけのような気がして、今後の経過を要観察。
阪神森下はヒーローインタビューで、「チャンスで来ることを想定しながら、常に練習から、ネクストからやってきたので、想定内のことが起きたなって」と、平然と。(「デイリースポーツ」)
自分がここで打つのは当然ですけど、何か?的な、自信に満ちていた。憎らしいほどのマインド。
昨年、小園が得点圏おばけだったとき、テレビの取材で「チャンスの場面で回ってきたら嫌だなと思う」と話していて、意外だった。まるでPK戦を嫌がるサッカー選手みたいで。
てっきり、「来た来た!」と喜んで打っているのかと思っていた。それくらい、チャンスの場面で気持ちいいくらい打っていた。小園もそれくらいのこと言っていい存在と思う。