6月5日(木)、オリックス戦(京セラドーム大阪)、4対3。交流戦は負け越しスタート。
先発の九里亜蓮、田嶋大樹、エスピノーザ、3人ともグイグイ系の投手でなかった。恵まれたカードだったとも言えるのに、ものにできず、見事にパワーの少なさを感じる結果に。これがカープの現在地。
エスピノーザに11カ月ぶりの白星。
オリックスはオリックスで、吉田正尚(メジャーではケガもあって苦戦してるけど)や山本由伸がいたときはパワーやワクワク感があったなと恋しく思う現状があった(よそのこと言えない)。
1番サード羽月隆太郎、7番レフト秋山翔吾、8番センター佐々木泰、9番ショート矢野雅哉。微妙にポジションの時空が歪んだスタメンに、頭が少しクラっとする。
今季初登板のアドゥワ誠。いきなり廣岡大志と西川龍馬に連打、森友哉にフォアで、ノーアウト満塁。はぁぁ。
ん? 頓宮裕真セカンドフライ。お、杉本裕太郎空振り三振。オリックスも大変ね。と、乗り切れそうな気持ちでいたら、杉澤龍(昨日、8回から守備で登場)が先制の2点タイムリーで、プロ初打点。
思わぬ伏兵が。伏兵どころか、2軍で4試合連続ホームランを打って、4日に昇格したばかり。カープも2軍で振れてる選手をサッと掬い上げてくれたらいいのに、いつもピークのタイミングを逸してズルズルと今に至る。
ところが、すかさず2回、末包昇大、坂倉将吾、モンテロの3連打で1点。モンテロは今日3安打。打順あげてほしいな。
秋山デッドボールで満塁。初打点なるかの佐々木は・・・併殺で1点、同点に。最低限の仕事に。矢野空振り三振で3塁残塁。
4回、2アウト2塁3塁で、矢野が勝ち越しタイムリー。羽月空振り三振で、1塁3塁残塁。
2回以降、立て直したアドゥワだったが、5回、連打からの西川龍馬犠牲フライで同点に追いつかれ、頓宮裕真に勝ち越しタイムリー。5回4失点で降板。これからだ、アドゥワは。
6回、ツーアウト1塁3塁で、矢野セカンドゴロ。
7回、2塁3塁で末包と坂倉、山岡泰輔に連続空振り三振。
8回、1アウト2塁3塁で、矢野サードゴロ。代走・大盛穂は挟まれ3塁に戻り、佐々木がタッチアウト。羽月はセカンドゴロ。
9回、小園の内野安打、坂倉と代打・野間峻祥フォアで、2アウト満塁。しかし、秋山が速球派のマチャドを打てるイメージが沸かない。裏切られることなく、空振り三振で3アウト。
今日も残塁すごかった。「愛、燦々と」って歌詞があったけど、「塁、残々と」だった。
4回にはタイムリーを打ったが、今日はことごとく得点圏で矢野に打席が回る。打てる選手がそれまでに並んでいるから。
得点圏で、矢野→羽月にまわってくるときのパワーの小ささ、感じずにはいられなかった。
DH用に2軍から選手を呼ぶ考えはないと新井さんは交流戦前に言っていた。DHでなくとも、調子のよさそうな選手は見極めて使ってほしいなーーー。この残塁の山を見て、何思う?(思わんのか?)
親しみあるオリックスで始まった交流戦。岸田監督の眉間に深く刻まれたシワにちょっと驚く(新井さんにはそれはない)。
3戦とも打順を変えてきたのは、ナカジマジックを踏襲しているのか、どうなのか?
もう終わりか、オリックス。また来年会いましょう。いや、日本シリーズで? ハハハー(棒読み)。