2020年2月20日

低迷の理由、よぉくわかりました・・・伊集院光と斎藤佑樹と


ときおり野球関係者も登場して楽しい「伊集院光とらじおと」(TBSラジオ)のゲストコーナー。

2月18日は、日ハムの栗山英樹監督。この日は生放送ではなく、キャンプ地、沖縄・名護を訪れての収録編。

2019年にはオープナー(リリーフ投手が先発登板し、短いイニングを投げた後、先発投手を継投させるという起用法)を導入した栗山監督。前半とばすも、後半失速。これまでにない思いを味わったという話などなど、興味深く聴きました。

それに加え、面白かったのが、斎藤佑樹、秋吉亮、横尾俊建へのインタビュー。

選手を3人指名してインタビューしていいと言われ、伊集院さんがリクエストしたのが、この3人。三者三様がくっきり現れたとってもナイスな選択でした。

それがなかなか面白かったので、ちょっとみなさん、聞いてください。



まずは斎藤佑樹。

球界指折りの甲子園のスター。西武に復帰した松坂同様、プロの世界に長く身を置いていられるのは、根強い人気に支えられているからこそではと感じさせる、希有な選手。

日ハムに在籍してかれこれ10年。ある意味、思ってたより頑張っている。特別なファンではないけれど、もうひと花咲かせてほしい気持ちもあります。

「結果を出さないといけないという気持ちは年々強くなっている」

「最後は自分で楽しくやりたいという気持ちがすごく出てきて、いろいろ挑戦しています」と、現在カーブを取得中とのこと。

「泥だらけになってほしい。その意味が斎藤佑樹はわかってるか。どれくらい決意があるか聞きたい」という栗山監督からのメッセージを受けて、ハハハー。と明るく笑う斉藤。

「いつも怒られてるんで、たまにはやさしい言葉をかけてほしいと思うんですけど。監督の姿を見ていると、もっともっと自分もやらなくちゃいけないことがたくさんあるなと思いながら、自分自身もまわりのことを気にしないことが大切なんじゃないかと思います」と。

軽やかなのは斎藤の持ち味というか、キャラクターなのかもしれないが、んー。響いているのかな? と微妙なズレのようなものを最初から感じる。



栗山監督のメッセージをしかと受けとっていたのは、インタビューする伊集院さんの方ではないかと思うくらい、この後に続く伊集院さんの言葉がよかった。

「日ハムに足りないものがあるとするならば、がむしゃらなスタープレーヤーじゃないか」

「小笠原道大はそういう存在だった」

「キャンプを見にくる理由は1コだけ。億稼ぐ人が泥だらけになってやっているのを見ると、小笠原が4億稼いでても泥だらけなんだから、俺はもっとやんなきゃダメだって思う(そう思いながら帰り道につく)」

職種は違えど、プロとして仕事する者として、我が身に引き寄せて受けとるものを得ている伊集院さんの言葉はズンと来る。

それを「ほぉ」と聞いている斎藤。必死さを感じないというか、なんか他人事みたいだった。自分の置かれている状況、わかってるのかなって。

故障の影響や、もともと持っている身体の強さなども関わっているのでしょうが、ここ何年もの間、成績が低迷している理由がよくわかったような気がしました。

このあと続いた横尾俊建へのインタビューと対照的で、より斎藤の状況がくっきり浮かび上がってきました。

同時に、カープには、必死さを感じさせてくれる選手の顔がまだ思い浮かぶ。必死さを感じない選手も一方で思い浮かびはしたが・・・。(つづく)


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