2020年8月1日

森下暢仁、一見乱調、でも奮闘。だがこのチームでは新人賞は・・・。


7月31日、巨人戦(東京ドーム)。

カープの先発・森下暢仁は初回から3連続フォア、2回には死球、3回には連続フォアと、制球に苦しむ。球数ふえる。

こう書くと乱調のように受けとられそうですが、5回2失点。大崩れすることなく、試合をつくる。こういうところは、さすが。

一方、カープ打線は、4回、西川龍馬のソロホームランで1得点のみ。

全体的に、ポンポンポーンと早打ち気味。4回終了時点で、巨人の先発・畠世周の球数は45球。完投されそうなペース。

ところが5回、畠は會澤翼に死球を与え、危険球で退場。

完投ペースで投げていた畠だから、おそらくブルペンの準備が万全だったとは思えない。この突然の出来事、カープにとっては風向きを変えるチャンス。

のはずだったのだけど、その後の巨人のリリーフリレーで無失点に抑えられる。2対1と、静かに終わる。

巨人にとっても、これだけしか点がとれなかった試合でもあるのだろうけど、それにしても、カープ。打線がつながる以前に、打てませんでした。

このチームにいては、森下の新人賞が遠のいていきそう。ドラフト指名のときの森下の笑顔を思い出すと、胸がつまる。申し訳ない気持ちに。

それにしても、いつまでたっても、打率の低い菊池涼介を2番に置き、田中広輔をスタメンさせるベンチ。

昨年の重苦しさを経て、なんだか弛緩したような、この状況はいったい。

今シーズンのセ・リーグで、現時点で、犠牲フライの数が断トツで少なく、犠打の数が断トツで多いカープ。

犠牲フライの少なさは得点の少なさと少なからず結びついているように思えます。

あと、犠打は得点の確立が低いとデータで証明されているにもかかわらず、相も変わらず、選手の特性や好調さもおかまいなしに何でもかんでも犠打を指示するベンチ。

目先の小さな利益(進塁)を求めては、確実に1アウトを相手チームに献上し、チャンスを転がそうとしない。

器が小さいというか、なんか貧乏くさいというか、勝負ごとの世界を感じさせてくれないというか。

バントが活きる場面だったら、全然いいんですよ。グッとくるバントの場面もありますもの。

ただ、選手の選択に始まり、何が何でも自動的にバントと指示を出すことを変えて、まだまだ出来る工夫はあるはず。もうそろそろ、目を覚まして。誰か進言してくれる人はいないの?


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