2025年6月14日

勝ちたくない人


6月14日(土)、日ハム戦(エスコンフィールド)、
今季8度目の完封負け。

スタメン見て、目を覆いたくなった。1番・上本崇司。殿、御乱心か?(いや、いつもの)

昨日の1番・大盛穂、2番・田中広輔にも驚いたが、昨日、大盛はホームランを打ち、田中も猛打賞。

なんで勝った打線をこうもあっさり変えるのか、いつもいつも。

選手にしてみれば、勢いを感じた打線が翌日こうも改変されて(改悪では?)調子狂わなかっただろうか。


試合後、「右と左の被打率が極端に出ていた。他の球団の左バッターの映像を見ても、ちょっと左は厳しそうだったので、今日は崇司と奨成でいきました」と新井さん。(「スポーツ報知

目の前の選手の調子より、数字。ホホーン。またしてもやっちゃった。

しかも、7番・坂倉将吾? 末包昇大もまぁまぁ打っているので、打てる打者を散りばめてみましたとか?(謎)


それでも昨日と同じ、始まってみないとわからないのが野球。決めつけないで見ることにしたが、プロ2年目、細野晴希から2安打(末包と坂倉だけ)。

8番から1番、石原貴規、矢野雅哉、上本に打順が回ってきたときの期待値の低さはもう半端なかった(そして、それを裏切らない選手たち)。

数字で決めたスタメン。試合が進み、現状を見ても、8回、石原にも矢野にも上本にも代打は出さなかった(右投げの池田隆英であっても)。これは勝つ気ないんだな。

9回、5点リードで出してきたクローザー・田中正義から、ファビアンとモンテロがヒットと爪痕残した(小園海斗と末包は続けなかった。末包、あんな高い球振って終わるなんて)。


床田寛樹はボール先行、いつものテンポよさがない。

2回、野村佑希が先制の7号ソロ。3回、レイエスがスタンドギリギリの14号2ラン、4回、郡司裕也が7号ソロ

今季、まだホームランは1本しか打たれていなかった床田が、一気にホームランまみれ。5回4失点で降板。

昨日、日ハムのエース・伊藤大海がそうだったように、今日は調子がよくない日ということなんだろう。


6回、岡本駿。ルーキーながらいつもストライク先行で安定感のある岡本が、いきなり連続フォア。バント処理のフィールディングも、ちょっと足取りが覚束ない感じ。エスコンの雰囲気にのまれてるかのような。

これ以上打たれたら・・・のところ、五十幡亮汰を空振り三振、水谷瞬を見逃し三振と無失点に抑えたのはえらかった。また一つ、経験積みました。

かたや7回の高橋昂也、野村タイムリーで1失点。とどめ刺された。いや、とっくに刺されてたか。


小園と坂倉が打ち、ファビアンとモンテロが打点を上げ、森下暢仁が力投。あのエスコンフィールドでの野球の喜びが、引き潮のようにサ〜ッと・・・。

昨日と同じスタメンだって、勝てたかどうかはわからない。でも、自ら勢い打ち消す采配、こわいです。

2023年のCSもそうだった。勢いづくのがこわいのかな。ブレーキかけたくなるのかな。

そのわりに、昨日、9回の森下が投げている時に、ブルペン無人だったり。よっぽどその方が何か事が起きたとき、こわいわ。

「痛みを伴う変革を」だなんてぶち上げたけど、やっぱり無理していたんだね。慣れてる方へ慣れてる方へ、新井さんが落ち着こうとしている(こっちは全然落ち着かんわー)。

勝ち続けることに臆する人は、監督というポジションに向いてないです。