2023年7月16日

ピッチャーは点を取られないのが仕事


7月16(日)、DeNA戦(横浜スタジアム)、2対3。

今日もロースコアの接戦をものにして、暫定2位浮上。首位・阪神と1ゲーム差(はしゃいでません)。

できれば野村祐輔に勝ちをつけたかった、という試合にまたなった。

復活登板から3試合目。2試合ともテンポのよい投球で無失点。ローテの目処がたってきた。今日は3度目の正直、試金石になる試合だった。

先頭打者を出す、制球は甘い、1回26球を要するテンポの悪さ。野村、立ち上がりこそよくなかったが、1塁3塁のピンチも粘って点を与えなかった。


カープ打線は昨日と同じ打順。2回、勝ち頭の東克樹から、
菊池涼介が2塁打。こんな軽やかな4番(いろんな意味で。体重とかも)、見たことない。

すると、6番・デビッドソンの、出るときは出るデビット弾が出た! 心強い先制の2ラン。デビッドソーーーン。

立ち上がりよくなかった野村。徐々に立て直していくのを期待していたけど、これで気持ち的に余裕ができるかな?

2回目からは、スポーンスポーンとキャッチャーミットに吸い込まれていく野村ならではの投球になっていった。


かさんでいた球数も落ちつき、5回81球。しかも、
3試合連続で無四球の無失点。しかし、3試合連続で80球前後で交代。大事にされています。お姫さまなの?

勝ち投手の権利は得たが、追加点は入らない。後続のリリーフも心もとない(島内颯太郎と矢崎拓也以外の)。 もう1イニング任せてはと思うのだが・・・。

結果、6回、栗林良吏が1失点。7回、ターリーも1失点。同点になって野村の勝ちが消える。

個人競技じゃないから予想できたこと。ただ、野村も30代半ば。復活して、先発の仕事を果たしてくれているだけに、限りある登板が大事に感じられて、もったいなかった。


1回で野村の球数がかさまなかったら、もう少し違った展開になったのかな。どっちに転んだかはわからない。せめて
先発は6回までを目標に。というより、ベンチが投げさせなかったんだけど。

しかし、走者を出しても、点は取られなかった野村。投手としての仕事をまっとうした。まだ3試合とはいえ、防御率0.00続行中。

野村先輩を見習うように。リリーフは1イニング限定。そこをなんとかお願いします。


追加点が遠いカープだったが、8回、関根大気の落球で、上本崇司2塁へ。そこに野間峻祥のタイムリーで、勝ち越し。よって、ターリーに勝ちが転がり込むという方程式が今日も成立。

8回、島内は気迫見せて、三者凡退。

9回、矢崎は先頭打者を出し、2アウト1塁3塁。ここで佐野恵太が内野フライ、助かった。最後に牧秀悟と見せ場が回ってきたが、クル~ンと空振り三振、3アウト。

危なかった。ひやひやした。でも、点を取られなければこっちのもの。それがピッチャーの仕事。島内も、矢崎も、仕事をまっとうした。

まさか、今永、東の日に連勝できるとは。明日は、バウアーと床田寛樹。なんという豪華なマッチアップ。打線が貧相になりませんことを願って筆を置く。(筆じゃねーし)