昨日、田中広輔と松山竜平の退団が先立って報じられたが、10月1日、2人を含めた8人の戦力外通告が発表された。
上本崇司、中村健人、宇草孔基、松山竜平、田中広輔、河野佳、赤塚健利、小林樹斗(育成)。
田中と松山への引退勧告もだったが、上本の戦力外も、ついに来たか、と。
力量や今季の状況から、そうなることに驚きはないけれど(むしろ他球団だったらもっと早かったかもと思ったりするけれど)、球団から可愛がられていた印象があったので。
上本には、カープのぬるい空気に甘んじているようなものを感じて、プロの選手としてちょっと素直に応援できない気持ちになったこともある。
でも、「正直体はボロボロなので、悔いは全然ない。もう頑張らなくていいという気持ちが強いです」という言葉には、しんみりした。(「デイリースポーツ」)
上本といえば、1塁以外の内外野の守備についた2023年オフの契約更改で、「6ポジションも守るとなると、ケガのリスクも増える。そういうところを考慮して評価してもらえないか」と、球団に提言。(「東スポWEB」)
球団はこの提言を受けて、複数ポジションについて、今後、査定のプラスポイントとしていくことになった。
昨年、小園海斗がショートとサードを併用させられ始めたとき、宮本慎也さんと鳥谷敬さんが「サードとの併用はかわいそう」「併用は大変」と、実況解説中に話していた。
ショートとサード2つのポジションを経験したお二人ならではの言葉は説得力があった。
現場の人でないとわからないことを教えてくれてありがとう、上本!
戦力外には毎年いろいろ思わされるが、それ以上に、どす黒い気持ちになる記事があった。
高2軍監督が松田オーナーに今季の報告をしたときのこと。「人数の多い1塁手、3塁手は外野もできたらいい」という話がオーナーから出たそうだ。(「中国新聞」)
内野を守っていた内田湘大と渡邉悠斗は、6日から始まるフェニックスリーグで、外野の守備にも取り組むそうだ。
現場に介入してくるなー。そんな素人が簡単に駒を動かすみたいなの、ほんとにやめて。
ドラフトにも口を出すし、オーナーのこういうところ、ものすごく嫌。カープファン、やめたくなった。カープをプロの球団からどんどん遠ざけているのは、ここが根っこなのか。
高2軍監督も、ホイホイ言うこときくの? きかないと仕事なくなるかもしれないけど、野球って、そういうものじゃないんですよって、諭すことはできないの?
今季は、小園だけでなく、佐々木泰が外野守らされたり、前川誠太もサードにファースト、セカンドとあれこれ、ポジションころころが目に余った。
もしかして、これもオーナーの指令に基づいているんじゃあ、あるまいな? 選手に出場機会を与えたい苦肉の策かもしれないが、なんか腰のすわらないことになってる。カープベンチ、しっかりして!
応援したい選手はいるのに、球団を応援できない気持ちがまた募る。二つの気持ちがどんどん乖離していく。スカッとした気持ちで応援したいのに。
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