2025年10月2日

思いつきで現場に口出すなら、優勝への投資して!


カープ、残すところ、ヤクルト戦が2試合。10月3日は斉藤優汰がプロ初先発、4日は佐藤柳之介。

いつもなら若手の登場に、「わ~、楽しみ」となるところが、シーン。

9月30日、高2軍監督が松田オーナーにシーズン報告したとき、当たり前のように選手起用について口をはさんてきたという話に、うんざりして。(「中国新聞」)

うんざりとは?  キーボードに入力したら、「これ以上は我慢できないと思うほど嫌になること」と出てきて、まさにその通り!

オーナーの現場介入は今に始まった話じゃないけれど、もしかして、あれもこれもオーナーの指図なのか?と灰色の厚い雲がかかったような気持ちになって、カープの野球を純粋に楽しめなくなりそうです。


日々のカープのあれこれがあって書くのが遅くなったけど、ソフトバンク優勝おめでとうございます。

春先は最下位も経験(新鮮な順位表だった)。みずほペイペイドームに空席が目立つ時期もあった。

マツダスタジアムのお寒いガラガラスタンドが目に余っていた時期と重なり、ファンは正直だな、どこも同じなんだなと思ったものでした。


近藤健介、柳田悠岐、今宮健太、周東佑京、栗原陵矢ら主力が離脱しても、最後は盛り返した。日ハムの優勝を見てみたかったが、ソフトバンクの底力はさすが。

優勝を決めた9月27日の西武戦では、藤井皓哉も無失点で、クローザーの杉山 一樹につないだ。

小久保監督も、「松本裕樹、藤井、杉山の勝ちパターンの力が大きかった」と話していた。

カープ戦力外から独立リーグを経て、NPBに返り咲いた藤井。今年もチームの主力として、セ・リーグ村ではないパ・リーグで活躍、誇らしいです。


今年、ソフトバンクは、投手の映像とともに球筋を忠実に再現できる「トラジェクトアーク」を本拠地にも設置(ファームには昨年導入済)。

主力の離脱を機に出場機会を増やした野村勇は、試合前に頻繁に活用して、投手に対するアプローチを磨いたそうだ。

トラジェクトアークについては、こちらを。ちなみに12球団で設置しているのは、楽天が先駆け、ソフトバンクと巨人が続いた。


さすが、AIへの積極的な投資をしているソフトバンクの孫さん、太っ腹。現場には口を出さないが、優勝への投資は惜しまない。

優勝を目指さないわりに、ドラフトや選手起用に口を出してくるどこぞのオーナーとの差が、くっきり。マツダスタジアムのガラガラっぷりは終盤になっても続き、カープ5位。

思いつきで素人が、やめてほしい。プロに任せてほしい。あ……、プロと呼べるコーチがカープには……。