2019年4月30日

下水流昂と九里亜蓮は登録抹消、田中広輔は一番のまま?


4月29日、ヤクルト戦(神宮球場)。7対4で2連敗。

カープの先発・九里亜蓮は5回途中で降板。またも先発としての役割を果たせず。

1994年、近鉄時代の野茂英雄さんが西武戦で合計16の四球を与え、ワースト記録を塗りかえたという。一人で毎回四球を与えたのも史上。投球数191のうち105球がボール球という荒れっぷりだったそう。しかも、押し出しで合計3点を献上。

しかし、野茂さんは完投し、8対3で勝ち投手になったという(この3点は押し出しですから、打たれた結果の失点ではないということ)。

この日、九里が与えた四球の数は6。フォアに過剰に目くじらをたてなくてもいいとは思うのだが、フォアがしっかり失点につながっていると、「フォアは投手にとってのエラー」という言葉が響きます。

この日のカープの投手陣は5人で10与四球(かたやヤクルトは2)。それだけヤクルトに警戒する打者が多いという裏返しでもあると思うのだが、カープでそういう存在は鈴木誠也くらい?



これまで献身的な守備を魅せてくれていた下水流昂のエラーも痛かった。下水流をレフトに! と、かねてから思っていたのだが、打席でも結果を出せず、このままでは出場のチャンスをすぐ奪われてしまいそうだ。

と思っていたら、4月30日、登録抹消されていた。九里も。

9回最後にやっと1本ヒットを打ったが、田中広輔は打率1割台のままずっとチャンスを与えられ続けている。

田中の守備や走塁での貢献が評価されているとはいえ、1番打者としての結果はほとんど出していない。むしろ、回ってきたチャンスの芽をつンでいることの方が多い。

少年漫画誌で言えば、アンケートで最下位なのに、巻頭を飾っているようなもの。そんな編集部、あるだろうか。

緒方監督はいったい誰と我慢比べしているのだろう? 勝負の世界を生きている人なのだろうか。


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四球に過剰反応する件について
もし田中広輔がピッチャーだったら

2019年4月29日

鈴木誠也はひとり仕事をしていた


4月28日、ヤクルト戦(神宮球場)。4対2で連勝ストップ。

連勝はいつか止まるもの。とは言え、これまでの “流れ” を止めたとはっきりわかる瞬間が。

2回、スタメン復帰した鈴木誠也が2塁打の後、ワイルドピッチで3塁へ。ノーアウト3塁の絶好のチャンスの場面で、西川龍馬がよりによってサードゴロ。安部友裕が内野フライ。あっという間にツーアウト。

せめて進塁打を、犠牲フライを打っていただけますまいか。これでピタリと流れが止まり、凪の時間が、無風の時間がやってきたのを肌で感じました。

2回3回には、先発のジョンソンが3発のホームランを浴び、これで完全に流れがヤクルトに。

しかし4回、自ら招いたノーアウト満塁の場面を、ジョンソンが自ら火消し。これで、少しは流れを引き寄せることができるか?

しかし5回、安部と野間峻祥の連続ヒットが出て、ノーアウト1塁2塁の場面で、石原慶幸がバント失敗。石原のバント失敗はこれまでに何度も見た光景。これで完全に流れを手放しました。

この後、ジョンソンに代打・會澤翼をコール。ならば、石原の代打になぜ會澤を出さぬ?



8連勝して借金をスピード完済して、「強いカープが帰ってきた」と書き立てる向きもあったけれど、あれは投手陣のふんばりあってこそ。

打線の非力さ・つながらなさは解消されていなかったので、プスプスとくすぶっていたものは変わらない感じ。

「僕は打つのが仕事」(「スポニチ」)との言葉通り、この日の鈴木は3安打1与四球と全打席で出塁。盗塁も決め、孤軍奮闘。

まるで箝口令が敷かれているのかのように、鈴木のコンディションについてまったく触れられなかった数日間だったので、ひとまず安心しました。


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もう監督とコーチは当てにしないで

2019年4月28日

床田寛樹、フィールディングでも魅せて4勝目


4月26日、ヤクルト戦(神宮球場)。2対0でカープが8連勝。

床田寛樹が119球を投じて、7回無失点で4勝目。床田は開幕以来、5戦すべて100球超え。

目先の1勝は大事なことだが、それを焦るあまり選手に無理をさせ、「貧すれば鈍す」を随所で露呈してきた緒方采配。術後の床田に無理をさせたくないが、誰も投手を守ってはくれない。

それでも床田自身は飄々とマウンドに立ち、3試合連続ハイクォリティスタート。

この日は随所で素晴らしいフィールディングも。これもまたエースの条件。4回、2塁走者のバレンティンを素早く刺した牽制は見事でした。

7回、ツーアウト1塁2塁で太田賢吾を打ち取って、観客大歓声の場面。床田はガッツポーズしなかったが、會澤翼がガッツポーズ。4月25日、大瀬良が完封したときもでしたが、捕手の思わず出るガッツポーズもいいものですなぁ。



ところで、9回裏、バティスタの前で、村上宗隆の打球がイレギュラーヒットに。

ピッチャーが自分に合うようマウンドを掘ったりならしたり・・・という話はよく聞きますが、ニッポン放送の実況解説をしていた井端弘和さんによると、野手も守備範囲のグラウンドをけっこうならしたりするそう。

美は細部に宿る、がここにも。プロの仕事ですね。

井端さんの話し方は、ときに「あ〜う〜」と、のどかなおじいさんのような風情などあって、流暢な話し方ではなかったのですが、臨場感あるいい話が聞けました。やっぱり解説は声でも話し方でもなく、中味ですね。野球が何倍も楽しめます。

これでカープは3試合連続完封。投手陣、ふんばっています。次は、ちょっぴり負のオーラ漂うジョンソンが先発。どうなるでしょうか。


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ゲームの面白さを増幅させてくれる解説者・安仁屋宗八さん

2019年4月27日

〔プチ情報〕達川光男さんが伊集院光さんのラジオ番組に出演します


4月29日(月)の「伊集院光とらじおと」(TBSラジオ)に、カープOBのプロ野球解説者・達川光男さんがゲスト出演します。

達川さんが2017年、ソフトバンクの1軍ヘッドコーチに就任したとき、何が寂しかったかって、RCCラジオの実況解説がもう聞けなくなったこと(カープのコーチをしてほしかったこともあるけれど、緒方監督がやりづらいだろうからそれはないだろうなと)。

2019年からフリーになった達川さん、またラジオの解説に戻ってくれないかと願っていたのですが、それはかなわず。

広島では、地元の番組にちょこちょこ出演されているかもしれないのですが、久しぶりにたっつん節が聞けるのが楽しみ。

しかも、聞き手が伊集院さん。最近、この番組をときどき聞いているのですが、伊集院さんのしゃべりって、芸だな、と。ゲストとのトークも濃密。ラジオの時間はゆきずりのような聞き流す時間でもありますが、これはお金払う価値あると思うこと、たびたび。

先ほど、ふと、4月24日(水)のゲストが女優の松岡茉優さんだったことに気づき、radikoのタイムフリーで聴いたところ、こちらもえらく面白かった。

しかも、プロ野球ファンとしても知られる伊集院さんですから、よろしければ、ともに楽しみましょう。

放送時間はおそらく10時過ぎ。リアルタイムで聞けないときは、タイムフリーでね(関東以外にお住まいの方はエリアフリーでね)。


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ゲームの面白さを増幅させてくれる解説者・安仁屋宗八さん

2019年4月26日

大瀬良大地、雄々しい完封。長野久義はドジっこキャラ襲名で


4月25日、中日戦(マツダスタジアム)。

大瀬良大地が123球を投げて、2対0で完封勝ち。開幕以来、大瀬良は5試合すべて120球以上を投じています。

この日の大瀬良は併殺打も3回。ロメロとの投手戦で、7回まで互いにゼロ行進。あまりにも早いテンポで試合は進みます。

まったくチャンスがないわけではなかったけれど、4月4日のゲームに続いて、カープ打線はロメロを攻略することはできませんでした。

8回表、平田良介の打球をレフトの西川龍馬が好返球。このとき、大瀬良は右手を高くあげてガッツポーズ。

8回裏、変わったロドリゲスから、會澤翼が連日の決勝打。ベンチ前でキャッチボールをしていた大瀬良が、またも右手を高くあげてガッツポーズ。

自ら9回を投げきって完封したあとのガッツポーズより、この2度の右手の掲げ方が雄々しく、ともに戦うチームメイトへの賛辞がとても素晴らしかった。



この日のもうひとつの見どころは、4回裏、ヒットで出塁した長野久義がバティスタの2塁打の間、全力疾走で2塁を蹴って、3塁をまわったところで、転倒したシーン。

これはフィジカルのコンディションのせいなのか、走り込みが足りないのか、一瞬何が起きたのかという感じでしたが。

この絶好のチャンスの場面で(でも3塁の廣瀬コーチが腕ぐるぐる回してましたし)、本人が一番ばつが悪かったでしょうが。

新井さんなき後、長野にドジっこキャラを引き継いでいただきましょう。練習量の多さで有名な広島育ちの新井さんは、全力疾走で転ぶことはなかったが(長野はユニフォームを着まちがえたりはしなさそうだが)。

ところで長野、ユニフォームの着こなしは、赤いソックスが見えるクラシックスタイルなんですね。巨人時代はそうでなかったような・・・? このハツラツ感、個人的にはとってもいいです。


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エラーとエース、見たことのない深呼吸とハイタッチ。

2019年4月25日

負けない野村祐輔、充実のピッチングで、カープ6連勝。カープ弁当についても


4月24日、中日戦(マツダスタジアム)。

カープの先発・野村祐輔が会心の投球。7回2失点で2勝目。「負けが付かないノムスケ」が帰ってきた?

4月3日の中日戦でも好投した野村。初登板で思っていた以上の投球ができて、「今年の投球が楽しみ」と語っていたようです。

この日、RCCの実況を担当していた石橋真アナウンサーは、先日、取材した際の、野村のこんな言葉も紹介してくれていました。

「ピッチャーにカウント不利な状況、ボール2だとか、2ボール1ストライクのとき、どんな球種を投げるのか、相手バッターに考えさせるそんな投球をしたいんですね。だから自分自身の技術も磨きたいし、考え方もどんどんどんどん成長させたいんですよね」

今シーズン、野村の充実ぶりが伺えます。


2回には、會澤翼のソロホームラン、西川龍馬、小窪徹也がつないで、ワンアウト1塁3塁のチャンスで、野村がスクイズを決める。

2017年のリーグ優勝を決めたゲームでも、野村、大事な場面でスクイズを成功させてましたね。こういうとき、とってもゲームが引き締まります。

3回には菊池涼介、長野久義の連続ソロホームランも飛び出し、さらに野村を援護。

豪華な食材を取りよせ詰め込んで作ったのが、巨人の重箱に入ったお弁当とすれば、今のカープは家にあるものでこしらえた、こぢんまりしたお弁当。

そういうやり方をフロントが選んでいるのだから、あるもので工夫していくしかないわけだけど。でも、ありあわせでも工夫すれば、味わいあるお弁当になるはず。

鈴木誠也不在の中で連勝。豪華弁当にない美味しさをファンに見せてほしい。

25日の先発は大瀬良大地。先発ローテーションの6人目が誰なのかは結局まだ謎のまま。


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野村祐輔、おつとめ果たせて「よかったです」。

2019年4月24日

アドゥワ誠、初先発好発進。あるもので打線もふんばった


4月23日、中日戦(マツダスタジアム)。

昨シーズン、リリーフとしてリーグ優勝を支えてくれたアドゥワ誠が満を持して初先発。

初回と5回、平田良介にソロホームランを浴びはしましたが、7回2失点と、クォリティスタート。

ぜひとも白星をプレゼントしてあげてほしかったが、先発ローテの一角を担ってくれる目処が立って、それはこの日一番の朗報。

昨シーズン、1勝もあげることのできなかった、かつての中日のエース・大野雄大は8回2失点。今シーズンの大野のピッチングには期するものを感じます。

雨でコンディションのよくない中での投手戦。スタメンに1割打者などいない中日の顔ぶれと比べると、なんとも非力さを感じるカープの面々。その上、鈴木誠也がベンチ入り。



ではありましたが、1回、長野久義が犠牲フライで1点と最低限の仕事を果たし、2回には、今シーズン初スタメンの磯村嘉孝がソロホームラン。じりじりと静かな動きですが、まだ4連勝の流れを手放してはいない感触。

9回、バティスタと野間峻祥のヒットで1アウト1塁2塁。ここで高橋大樹の代打・西川龍馬がフォアで出塁(高橋、この日もまた大事な場面で代打のコール。ベンチからの信頼をじりじり積み上げる活躍待ってるよー)。

2アウト満塁の場面で小窪哲也。代打のコールなし。4月17日、巨人戦の9回裏、チャンスの場面で石原慶幸に打席が回ってきたときのことがほんのり思い浮かぶ。

期待値が高くない選手も打つときは打つ。そしたら、小窪が逆転タイムリーを打ったー。ヒーローインタビューにも立ったー。石原のときもでしたが、いろんな選手がお立ち台にあがってくれるのは楽しい。

鈴木誠也のコンディションも心配な中、非力打線で、いる人でなんとか踏ん張る打線でどこまで行けるのか。


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中日の大野雄大、大幅ダウンも笑顔で会見。薮田はどうだった?