2018年4月20日

まさかの総力戦、安部が下水流につないだ劇的な結末

4月19日、ヤクルト戦(マツダスタジアム)。

先発・岡田明丈は4回4失点で降板。その間、守りでの小さなほころびも積み重なって、中盤まで、カープのフィールドからは緊張感というか集中力が感じられない。温度の低さを感じるゲームでした。

岡田のあと、中継ぎ陣は0点に抑え、9回表、アドゥア誠。2つのフォアを出したり、自らのフィルダースチョイスがあったりで、1死満塁のピンチ。

しかし、雄平の内野ゴロを菊池が俊敏なランニングスローでホームに返球。俊足の山田哲人がランナーだったにもかかわらず、見事な返球でツーアウトに。続く荒木をゴロで打ち取って3アウト。

ピンチと劇場ムードを招きはしましたが、バレンティンからの三振といい、アドゥワの打者に向かっていく姿勢はとても応援したくなるものでした。この9回裏、球場がアドゥワへのエールに包まれていて、感動してしまった。試合の前半、どうにもカープのフィールドの温度が低いように感じて仕方なかったのが、いつのまにか、熱を帯びてきた。

9回裏、2アウトで田中広輔にヒット、そしてこの場面で盗塁成功!
バッターは菊池涼介。守りでいいプレーが出たあと、攻撃によい影響を与えることもある。そんな結果を願っていたら、三塁打で同点に! 試合は延長戦に突入。

11回の表、堂林翔太のよい守備も見ることができました。その裏の攻撃、ツーアウト満塁のチャンスで、堂林。9回の菊池のときのようになるか……と見守るも、この回は秋吉に軍配。試合は最終回へ。



12回裏、2アウトノーランナーで安部友裕が爽快な2塁打。続く、下水流昂が初球をねらって、安部が生還! 

安部と下水流ががっしりと抱き合っている姿を見て、そのまわりに喜び合う選手たちの輪が出来て、選手スタッフがハイタッチしていて……まるで優勝のときのようなシーン。素晴らしかった!

下水流のヒーローインタビューで「安部が行く前に、“必ずつなぎますんで”と言ってくれたので、僕が絶対にかえしてやろうと、打席に入りました」という言葉を聞いて、あの二人のガシッとした抱擁の意味を知る。

でも、安部が下水流につなぐまでに、中継ぎ陣が踏みとどまり、菊池や堂林の好守、菊池の同点打とつないでいった印象的なシーンがいくつもあって、えぇ、野球を堪能させていただきましたよ!

夜遅くまでパソコンで中継を見ていたのと、劇的な結末とで、脳が刺激され覚醒してしまったみたいで、寝付くのにかなりと時間がかかってしまいました。



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