12月16日、「憧れを捨てた侍たち 世界一への記録」がテレビ朝日で放送されていましたね。
このWBC日本代表を密着したドキュメンタリー映画が6月2日、4週間限定で劇場公開されたときは、気になりつつ見に行かれなかった。そのうち見る機会があればいいなと思っていた。
ら、劇場公開が終わってからほどなくして、Prime Videoで独占配信。は、早! ズコ~ンとなったものでした。で、すぐにPrime Videoで見ました。
WBCは全試合、リアルタイムでほぼ中継を見ることができたので、それはもうずっぽり楽しみました。
この記画では、それ以外のチョコチョコッとしたことが印象に残ったので、備忘録として(シーズン中は日々書いておきたいことが起きるので書きそびれていたので、今ごろ)。
一番印象に残ったのは、実は吉井ピッチングコーチ(ロッテ監督)。
2月17日の宮崎でのキャンプイン、選手が乗るバスを出迎えた大勢のファン。「宮城、人気者やな~」と、サラッと茶目っ気出す吉井さん。「いや、僕じゃないです」と真顔で答えるオリックスの宮城大弥の可愛がられよう。
準決勝のメキシコ戦のベンチ裏、打球の当たった佐々木朗希のおなかが赤くなって心配されていた中、カメラの前で「ワシは(おなか)出さんでもいいの?」と、ユニフォームをたくしあげる素振りの吉井さん。
そこかしこに余裕とユーモアが感じられて、こういう人がいるベンチは風通しよさそうだな~、いいな~。
試合後のロッカールームで、おにぎりと唐揚げを食べていた宇田川優希の食べっぷり。大谷翔平だったら、身体への影響を考えてコントロールしていそうだが、思うまま食べている宇田川のすこやかさ~。
腰の張りのため、チームを途中で離脱することになった栗林良吏。栗林を囲んでみんなで記念撮影した後、栗林の「ぴえ~ん」という哀しみの泣き声(鳴き声?)がグラウンドに残る。
かつて上原浩治さんのYouTubeで、鈴木誠也が栗林のことを「頭がスッ飛んでる。宇宙人みたいで怖い」と言っていたが、なんかちょっとベクトルの違いを感じる鳴き声であった。
で、中野拓夢に「お前ならできる、頼むぞ」とエールを残して去る栗林。社会人野球出身同士のシンパシーってあるんだな、と感じさせられた。
先に映画を見ていた人から、「ラストの大谷の一言がおかしかった」と聞いていたので、あ、これだったのねと確認できて、クスッとした(これから見るかもしれない方のため、ぼやかしときます)。
エンドロールに、打撃投手やブルペン捕手、医師やトレーナー、チームスタッフら、サポートメンバーの名前もちゃんと出ていたのも、よかった。
ここまで感動的な(上手くいった)WBCって、これから見られるんだろうかというくらいドラマチックな今年のWBCでしたが、坂倉将吾や小園海斗らが今後選ばれたらエキサイティングやな~。