2018年6月2日

勝てたらラッキーと思えるような消極的なオーダー。あえて好調な波に乗らない打順。

6月2日、ロッテ戦(ZOZOマリンスタジアム)。

カープの先発は、高橋昂也。4月4日のヤクルト戦以来の登板です。

前回は4回5失点でマウンドを降りましたが、打たれても表情を変えずマウンドに立っていた姿が好印象で、また見たいと待ち望んでいたのでした。

キャッチャーは石原慶幸。打撃好調の會澤翼に打席に立ってほしい気持ちもありましたが、ここは2年目19歳のサウスポーの2度目の登板。ベテランのふところの深さで「どんとこい!」とリードしてほしいです。

ところが、4回裏、井上晴哉(180cm・114kg)のホームランの後、連打が続いて3失点。途中降板となりました。

この井上、西武の山川穂高(176cm・108kg)を上回る身体の大きさ。しかし、エルドレッド(196cm・126kg)の方がさらに大きいことが判明。見慣れていないせいなのか、迫力を感じました。逸ノ城的な。

高橋の後を受けて、アドゥワ誠がマウンドに。19歳リレーです。アドゥワは6回まで続投、無失点に抑えてくれました。まだ1点差。追いつける点差です。



しかし、7回裏、一岡竜司が2失点。1点差から3点差に広がる。終盤に来て、3点差は追いつくのがワンランク難しく感じられる数字(できなくはないけどもっ)。

先発の中村祐太ともども、一岡の球の力のなさが気になる昨今です。一岡のコールを聞いた時点で、ゲームに勝つ難しさを感じる(勝てたらラッキーと思おうといった消極的な感じ)。

じつは、スタメンに安部友裕の名前を見たときも同様に感じた。高橋が降板したあと、石原の代打が會澤ではなく磯村嘉孝だったときにも、またしかり。9回、最後の最後に、堂林翔太と會澤が代打に出てくるって。持ちぐされって日本語知ってますかーと問いたい。

いえ、一岡も安部も磯村も、応援してますよ。いいプレイを見せてくれる(くれた)こともあるし。ただ、現状を見ると、ゲームに勝つというのは、もっとシビアなことだと。

打順の固定や必勝パターンにとらわれすぎているように見えることが多々ある采配。いっそ軽やかにこんなオーダーではいかがでしょう。

足も速く、ねばり強く出塁する野間を1番。バントが上手い田中広輔を2番に持ってきては? 突然、何をやらかすかわからない菊池涼介のような存在が下位打線にいるのも、相手にとっては不気味だと思いますよ。



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