6月3日、ロッテ戦(ZOZOマリンスタジアム)。
スターティングメンバーを見て、前日と違い、今のカープでは納得の選択と感じて(打順はさておいて)、落ち着いた気持ちで見始める。
しかし、この日も、1番・田中広輔と2番・菊池涼介のバットからはそろって快音が聞かれず。3番・丸佳浩の打順になったところでやっと、さぁ、これから攻撃が始まる。毎回、そんな感じでした。
この日、カープは11安打。
1回に2点を先制。その裏、同点にされ、3回に1点追加を許し逆転されますが、4回に1点、5回に2点を追加して、逆転し返します。
と、ヒットはコンスタントに出てはいたんです。しかし、5回表、満塁の場面で立て続けにツーアウト。ここ一番で、チャンスを生かして、たたみかけることができれば。スカッと感にもう一歩、届かない。
6回裏、先発の九里亜蓮はここを抑えればクォリティスタートでしたが、2失点で途中降板。後を受けた今村猛も2失点。合計4点で再逆転される。
緒方監督は、九里が打たれたことについて、「こちらの代えるタイミングが遅れたから」。続いて、いつものように「それはこちらの采配ミス」と答えていたけれど(『日刊スポーツ』より)。
リリーフ陣も粘れず失点していることが多発している現状で、九里にもう一踏ん張りしてほしかったことはやむを得ないような。
その後のカープは、平熱が1℃下がったような攻撃。体温下がると、免疫力が落ちていきますよー。
昨年、黒田博樹が横浜とのCSについて書いていた「CS特別観戦記(第3戦)」(『日刊スポーツ』2017年10月21日)での “ あとは「勝ちたい」という気持ちの強い方が勝ち残る ” という言葉を思い出しました。
精神力でなんでも解決するわけではないけれど、レベルが拮抗しているプロのチーム同士、僅差を埋めていくのは、「勝ちたい気持ち」。前日もこの日も、ロッテの方にその熱を感じた。
「投壊」が野手のモチベーションを下げているのではと危惧する声も聞くけれど、もしそんなことが影響するのなら、そういう人は個人でたたかう競技を選べばいい。
昨年のカープにも、「打っているのに勝てない」「抑えているのに勝てない」と、野手陣と投手陣の間に小さな軋轢が生じたこともあったようでした。昨年、契約更改のとき、菊池はそういう溝を埋めるため力を尽くしたし、これからもチームをひっぱっていきたいと語っていました。(よろしければこちらの記事を)
菊池、元気ないですね。そう語っていたときのこと思い出してチームをひっぱって。打球もひっぱって(ポップフライ多すぎ)。
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