2018年8月20日

なんのための先発? 不可解な継投策

8月19日、DeNA戦(横浜スタジアム)。

カープは戸田隆矢が今シーズン初の先発。最低5回までは投げて持ちこたえて……と見守っていたら、4対1とリードしていたにもかかわらず、3回で降板。

4回は早くも今村猛が出てきた(しかも、きっちり打たれて1失点)。

どういうこと? どういうこと? その後、戸田に関するベンチリポートは一切なく、どうもアクシデントが生じたようではなさそう。点差もあったし、リリーフ陣に負担がかかる一方なのに、どういう意図?

試合終了後の緒方監督の話によると、戸田の3回降板はプラン通りだったとか。

ファームで長いイニングを投げていなかったとしても、先発として起用したのなら、せめてもう1イニング(いや2イニング)任せてほしかった。 なんのための先発? 選手に対してリスペクトが感じられないというか、失礼にさえ感じてしまいました。経験がないからと避けていては成長もないとも思いました。

ただでさえリリーフ陣が登板過多で疲労がたまっているのは目に見えて(ゲームの結果にも影響して)いるのに、まったく不可解です。



5回・6回をアドゥワ誠が、7回は一岡竜司が無失点。一岡は、17日、3者連続ホームランを打たれたソト、筒香嘉智、宮崎敏郎の打順にあえてぶつけられてきた感がありましたが、この日は切り抜けてくれました。

戸田を3回で降板させてまでの先手を打っての継投リレー策とのこと。ここまではベンチの思惑通り運んでいましたが、7回、飯田哲矢がいきなりフォアとホームランで2失点。

耐えきれず、ノーアウトの場面からフランスアが登場。今日はお休みさせてあげられると思ったのに……。あまりに早く声がかかったため準備もままならなかったのではと思われます。ソトに2ランを浴びて、7点差が3点差にまで詰め寄られます。

9回は中﨑翔太。今日はお休みさせてあげられると思ったのに……。前日、三者凡退でゲームをクローズしてよいイメージで終われたのに……。宮崎にソロホームランを許す。

緒方監督は試合後、「勝てたから全然良いです」。

はい、勝てたからよかったです。しかし、無駄遣いと思えるほどリリーフ陣を出し尽くしておいて、これからもこんな采配を続けるのかな? リリーフ陣の疲労感とは裏腹に、とってもノーテンキな言葉に響きました。



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