満塁の場面で得点できず、よくて1点どまり。そんな場面が多い気がする今シーズンのカープ打線。
そんな打線を「1点打線」とネーミングしてみた昨日の記事でしたが、この日はちょっぴり殻をやぶって、5回、満塁の場面で松山竜平の犠牲フライ、坂倉将吾のゴロで、2点入れました。
しかし、得点シーンはそこのみ。併殺打も目についた。
来日初登板で初先発のローレンスは、初回に1点先制されたものの、4回までは無失点。
ところが5回、山田哲人に3球連続ボールの直後、あと1球というところで「申告敬遠」に。そこで何かが切れてしまったかのように、連続フォアで押し出し、村上宗隆に満塁ホームランを打たれ、5点追加される。
けして調子がいいわけではないヤクルトですが(しかもバレンティン不在)、そこで4番が満塁一掃。1点打線(この日は2点だったけど)との差が際立ちます。
とは言え、6回以降はヤクルトも無得点。今日も今日とてカープの投手陣はふんばりました。
中でも9回、今シーズン初登板の今村猛がクリーンアップを三者凡退。カピバラ長男が帰ってきたよ〜。
ところで、先発のローレンスは、ジョンソンが戻ってくるまでの、結果を問わない〈1日限定〉での1軍昇格とのこと(「スポニチ」)。
結果的に、ローレンスの2軍すぐ降格に納得することになってしまったけれど、「結果を問わない1日限定での昇格」という言い方に抵抗を感じる。ジョンソンといえど、プロの世界、どの選手にも指定席などなーい。
6月28日、DeNA戦で13対3と大敗したゲームで、佐々岡投手コーチが7失点した先発の先発大瀬良について、「大地の代わりはいない」と話していたことにも違和感を感じた(「デイリースポーツ」)。
今シーズンの大瀬良の活躍は目をみはるものがある。エースと呼べる存在になった。その実績に対する信頼あっての「次回に期待」という意味を込めた言葉とはいえ、選手は絶えず入れ替わっていくもの。
代わりはあるのだ。代わりがいなかったら、チームが成立しなくなるじゃないですか。
前田健太がメジャー移籍した後も、黒田博樹が引退した後も、大きな柱がいなくなるごとに不安視されはしたけれど、いないならいないなりにやっていくのは当たり前のこと。
今シーズン、田中広輔や中﨑翔太が不振だったにもかかわらず、「功労者」の起用にこだわり続けた。こうしたベンチの言動は、フラットでない選手起用と重なって、ものすごく違和感を感じる。
フルイニング出場の連続記録が途絶えた今、田中広輔に代打出してもいいんですよ。しかしいまだ、田中に代打が出されたことはなく、この日も田中の空振り三振でゲームは終わった。
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