2019年8月26日

過去への執着の見苦しさ

8月25日、中日戦・第3戦(ナゴヤドーム)。10対4で負け越し。

巨人が負けた日、カープも負ける。距離は延々と縮まらない。

先発の九里亜蓮 。ガッツあふれる投球で何とかしてくれる信頼感を与えてくれるときあれば、突然打たれ出したり、もう一歩安心できないときもままあり。

野手で言うと安部友裕的な? 安部より覇気は断然感じますが。

1回に2点の先制点をもらい、序盤はテンポよく投げていた九里。4回、2者連続フォアを皮切りに、阿部寿樹にタイムリーの後、またフォア、さらに2点追加される(阿部には2回にもソロを打たれている)。

5回、ツーアウトをとった後、連打を浴び、今日タイミングが合っている阿部の打席がまわってきたところで島内颯太郎と途中交代。

しかし、島内も好調の阿部を止めることは出来ず、2点タイムリーを与える。島内の自責点ではないけれど、ここで流れを止めてくれたら株が上がったのに。

6回、カープは満塁のチャンスを作るも、活かすことができなかった。小園海斗とサンタナが凡退。今日も満塁残塁病。

阿部の好守備にもいくどか阻まれました。今日の阿部は攻守ともにノリノリでした。



6回、今村猛が三者凡退で、仕切り直し。

7回、野間峻祥のタイムリーと鈴木誠也の進塁ゴロで2点追加。

2点差と迫って追い上げムードのところ、併殺に終わる松山竜平。あくまでも波に乗らない男。ずっとこんな調子なのに、なぜ4番に置いているのだろう。

7回の塹江敦哉はいきなりフォアの後、福田永将に2ランを浴びる。せっかくの追い上げムードが台無し。

8回には死球(悪質なものではなかったけれど)で退場となり、中﨑翔太が出てきた。

中﨑がまだ1軍にいたことに驚いた。昨日の結果からすると、2軍調整が妥当。もう勝ちパターンの投手しか残っていないから、ここは中﨑が妥当ではあったのだが。

ここでも中﨑、きっちり2点タイムリーを与え、6点差となる。

9回、こっちは最後まで諦めないで見ていたが、4点差ならまだしも、6点差の逆転はきびしい。あぁぁぁ。

おしまいの〜鐘が〜鳴る〜♪



現在、カープの外野守備・走塁コーチをつとめている廣瀬純が引退するとき、「始まりの鐘が〜鳴る〜。広島伝説〜」という応援歌を菊池涼介に引き継いでほしいと託した話を聞いて、嫌だなって思いました。

自分の過去の執着を現役選手に押しつけているようで。

菊池は了承したわけだし、なんの問題もないことだけど、たとえば王貞治やイチローが、一流プレーヤーがそんなことするだろうか。

菊池の打席であのフレーズが始まるたび、廣瀬の個人的な思いが残存しているような、余計なものがかぶせられているような気持ちになる。菊池は唯一無二のプレーヤーなのに。

引退してもファンの記憶にはちゃんと残るから、引退するとき自分の歌も潔く一緒に持っていってほしかった。

時として、「執着」は人の足かせになる。緒方監督も、過去の三連覇に執着して、そこで活躍した選手の残像を忘れられず、フラットな選手起用ができなくなっている。

過去は過去。今を見ていないから、こんなシーズンになってしまっていることを、緒方監督は自覚しているのだろうか。


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