2018年3月21日

やきもきオープン戦にはワケがある

野村・ジョンソン・藪田・大瀬良・岡田で、5枠は決定的と言われていたカープの開幕先発ローテーション。

3月20日、オリックスとのオープン戦で、藪田が5四球6失点と大荒れ。しかも、前回登板の13日の日ハム戦でも、6四死球5失点と、2試合続けての荒れ模様。試合後、緒方監督は、次回の登板内容次第で、藪田を開幕ローテから外す可能性も示唆していたとか。

Yahoo!のトップニュースにも出ていましたよ。それはそれで、すごいことです。

17日の楽天戦で、岡田は左脚に打球の直撃を受け、打撲と診断され、先発がグレーゾーンに。暗雲がジリジリと……。と思ってしまいそうなムードですが、この日々の一喜一憂感、シーズン中と同じですね。



週刊ベースボール』2018年3月19日号で、堀内恒夫さんが連載コラム「多事正論」の中で、「野球をよくご存じの人ならお分かりだとは思うが」と断りつつ、こんな話を紹介していました。

オープン戦の序盤ですごく活躍するルーキーや新外国人選手がいるけれど、そのまま開幕を迎え好調な選手もいれば、ばったり打てなくなる選手も。

「オープン戦の序盤、ベテラン投手になると、あえてルーキーや新外国人選手には打たせるようにするのだ。どのコースに、どんな球種の球を投げれば打つのかというデータをチーム全体として取るからだ。(略)打たせることで得意なコース、球種を確認したほうが確実だ」

オープン戦はお試し期間とはよく言われますが、なるほど、なるほど。逆にオープン戦で、応援しているチームの打撃好調な選手を手放しで喜ぶのはまだ早いとも言えますが。

昨年のオープン戦の結果を振り返って見ると、1位はロッテ。カープはお尻から2番目。オープン戦の結果がシーズンの結果に直結しているわけではないのは、いつもながらのこと。さよう。せめて開幕前は、泰然自若といきまっしょい。



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