2018年4月5日

高橋昂也、5失点デビューも、怒濤の同点劇で負けは消える


4月4日、ヤクルト戦。2年目、高橋昂也(こうや)が一軍で初先発。

4回5失点のホロ苦デビューとなりましたが、ピンチでも表情が変わらない。いい面構えではないですか。俄然、応援したくなりました。

かたや、ヤクルトの初先発、新外国人のハフ。前評判通り、ヤクルトの先発の柱となってくれそうなピッチングでスタート。カープ、なっかなか打てません。

しかも、マウンド上での眼鏡姿はビジネスマンのようで、素敵。ベンチにいるときは眼鏡をはずし、いつもパーカーをかぶっていて、なんか可愛らしい。

5点リードされた5回。このまま行くと、ハフのノーヒットノーラン達成か。それだけは避けて。もうヒットが1本だけでも出てくれればいい。そんな低望み(高望みの反対語)の姿勢でいましたら、代打・磯村が1発!

続いて、エルドレッドが3ラン! 松山が1発! と、一気に5対5の同点に。神宮球場の左半分の赤い人たちが活気づきます。球場が熱気に包まれてきました。わっしょい、わっしょい。

何が起こるか予測できない。それがゲームというもの。だから「今日はもうダメかぁ……」なんて思っていませんでしたよ。でも、磯村が口火を切って、一気に同点に引き込んでくれるとは! 素晴らしい。

その後、リードされ、巻き返すことはできなかったけれど、ワンサイドゲームで終わらなかったことは、よかった。



しかし、自然と「ホロ苦デビュー」というフレーズを使っていたのですが、他のカープファンの方のブログや、スポーツ新聞の記事を見ていると、この高橋昂也の初先発を「ほろ苦デビュー」と表した記事のなんと多いこと。

ところで、「ほろ苦い」は、英語で「bittersweet」。甘さと苦さ、うれしいこと悲しいことが混じり合ったニュアンス。

4回5失点。本来なら、「滅多打ちデビュー」と書かれてもおかしくないかもしれないところ。しかし、怒濤の同点劇で負けが消えたこともあってか、「ほろ苦」と二段階くらいアップ。

それに、打たれても、呆然と青ざめることもなく、しゃがみこむこともなく、立っていた高橋の姿を見ていると、えっと、滅多打ちでしたっけ? と思ってしまうような印象。

やっぱり人間、堂々としているに限ります。



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