4月5日、ヤクルト戦(神宮球場)。カープは岡田明丈が先発。
昨年、キャンプを視察していた宮本慎也さんから、「注目している選手。15勝行けます」と評価していただいていた岡田。今年からヤクルトのヘッドコーチをつとめる宮本さんの前で、「俺の目に狂いはなかった」と言わせるピッチングをぜひとも。
対するヤクルト、37歳の館山昌平。いろんな経験をしてきたベテランならではの佇まい、カープの石原慶幸と、阪神の鳥谷敬を足して2で割ったような渋みのあるルックスにも目が釘づけに。
さて初回。先頭バッター、山田哲人に対していきなりフォア。あー。昨年の岡田のフォアフォア病を思い出し、胸がざわざわ。
しかし、山崎晃大朗、バレンティン、青木宣親を打ち取って、無事スリーアウトチェンジ。
2回・3回・4回は三者凡退。と、4回まで、投手戦が続きます。
そして5回表、先頭打者・岡田がヒットで自ら出塁。
昨年、8打点あげている岡田。力、入っていないように見えるのに、時々ポーンと出るヒット。ピッチングはもちろんのこと、打席に立つ岡田を見るのもじつは楽しみ。
投手では珍しく、専用のマスコットバット(素振り用の重いバット)で、日々練習もしているそう。得点へのたゆまない意欲、素晴らしい。
岡田のヒットを皮切りに、田中がヒット、丸が3ラン! 4回まで、ヤクルト・館山との投手戦が続いていたところに、3点リード!
し・か・し。援護点をもらったあと、なぜか突如崩れ出す昨年の岡田を思い出し、ハラハラと見守る。
「とられた後、きっちり取っていきたいヤクルト」というアナウンサーの声を聞きながら、「取った後、きっちり抑えていきたい岡田」と心の中で呼応するわたくしでしたが、ここも切り抜けました。
5回まで無失点の岡田。まるで昨日のヤクルト・ハフのよう。しかしここで、フォアが2つ(出た〜)。バレンティン、青木のヒットで2点を献上。
しかし、負の連鎖は続くことなく、ここでふみとどまり、6回2失点で今村猛に引き継ぎます。今村、三者凡退。よっしゃー。
今村と言えば、4月4日、ヤクルトの川端慎吾の頭部に死球を与え、動かない川端に球場全体が不安に包まれました。
しかし、この日、今村が登板したとき、ヤクルトファンからの野次は聞こえなかったそうです。
4月5日、ヤクルトのマスコット・つば九郎はブログで、ヤクルトファンに向けて、「ひんのない、きたないやじはやめましょう」と呼びかけてくれていたそうなのです。(こちらの記事をどうぞ)
つば九郎は、赤松さんが病気を好評したときも、ブログでエールを送ってくれていました。野球と野球選手への愛情、感じます。ありがとうね、つば九郎。
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