2018年5月29日

カープは本当に強いのか? 交流戦・西武とのリーグ首位対決の前に

5月29日から始まるセ・パ交流戦。ここでオセロのコマが一気にひっくり返るように順位が変動することもあるので、他チームの試合結果にも色めき立ちそうです。

カープは西武とのリーグ首位対決でスタート。

今シーズンの西武。5月に入って一時の勢いはなくなったようですが、打線好調で、開幕8連勝と怒濤の快進撃を続けていました。日ハムファンのえのきどいちろうさんは、そんな西武を山賊と称していました。根こそぎ持っていかれる感じ?

週刊 ベースボール』(2018年5月21日)でも、埼玉西武ライオンズ特集が。西武の黄金時代というと思い浮かぶのが、8度のリーグ優勝を果たした、森祇晶監督が率いていた時代。

当時、西武ファンだった人から、「森さんの時代の西武は本当に強かった(スキがなかった)」と聞いたことがあります。

カープ応援歴3年余りとまだ日の浅いわたくしですが、2年目で早くもリーグ優勝を体験できたのは、かなりと幸運でした。

しかし、昨年といい、今年といい、「今年のカープは強い」と言ってくださるプロ野球解説者(評論家)の話をちらほら耳にするたび、「いえいえ、それは言い過ぎです」と、低調にお断りしそうになることが。応援しているチームに自虐的になっているわけではないのですよ。



昨年も、今年も(今のとこ)、首位を独走しているカープ。

しかし、日々、試合を見ていて、絶対的なエースや中継ぎ・守護神もいないし、打てないことも多々あるし、強いチームって、こんななのだろうか。森西武は、こんなものではなかったはず。ほかのチームがよっぽど不調だったということ? 今年は逆に、中日、強いな〜。などと思ったりします。

カープファンは、毎試合、初めから終わりまで、試合の展開を見ている。解説者の方たち以上に、すべてを集中して見ている(カープOBの解説者の方は別として)。だから、数試合を見て、表面上のデータだけ見て、カープが強いと言われているような気がしてならない。

そんなとき、西武特集の『週ベ』で、野村克也さんの連載コラムでこんな言葉を見つけました。

「ひと言で〈強さ〉といっても、二通りある。絶対的な強さと、相対的な強さ。今の西武はどちらかといえば、相対的な強さだ。相手が勝手にミスをしてくれ、それに乗じて打線が大量点を取り、勝っている」

絶対的でなくて、相対的なもの。これで合点がいきました。

相対的に強い同士、どんなゲームになるのか、楽しみです。山賊打線もね。



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