2018年6月19日

交流戦、歯切れ悪いまま終わる。福井とフランスアの違いも発見


6月18日、日ハム戦(マツダスタジアム)。交流戦、最終戦です。

先発の福井優也は、5回を投げて、4失点。

前回、6月12日の登板では、6回を投げて4失点。今日こそはと期待しつつ、期待を裏切られることも想定内。後者の予想がまた当たってしまった。

6回を投げたのはフランスア。先頭打者、中田翔にフォアを出すも、その後は三者連続三振。豪快、爽快。

フランスアが出てくると、なぜか身体が画面にひきつけられていく。そのココロは……力のある球と、可愛げと見た。応援したくなる選手なのです。

以前にも書いたのですが、フランスアを見ていると、フィールドに立っている喜び、野球を楽しんでいることが伝わってくる。可愛らしさの秘密はそこかも。

そう考えると、福井は野球を楽しんでいるのだろうか。そんな単純に楽しめるプロの世界ではないだろうけれど。黒田博樹は中学時代までを除いて野球を楽しいと思ったことがないと語っていたけれど、マウンドに立っている意気はいつも感じていました。

いつまで与えられるかわからないチャンス。ガチガチになれなんて言わないけれど、せっかく与えられた機会を福井は何とかしようとしているのか(永川勝浩なんかものすごい気迫が伝わってきますもん)。フィールドに立てている喜びが見ている側には伝わってこなくて、プスプスと不完全燃焼な気持ちにもなる。

ところで、この日のフランスア。何かが違う……。あっ。ユニフォームがストッキングを見せるクラシックスタイル(オールドスタイル)だったのが、ロングスタイルに変わっていた。軽やかで好きだったんだけどなぁ、クラシックスタイル(赤松さーん)。



1対4と、勝ちゲームではありませんでしたが、登板間隔のあいていた中崎翔太が9回に登場し、鶴岡慎也に2ランを打たれる。

間隔があいていたとはいえ、肩慣らしじゃないんですから。練習試合じゃないんですから。お金払ってお客さんが見にきてくれているゲームなんですから。

打線は打線で、初回に丸佳浩がホームランを打ったあと、追加点はなし。2塁に行くまでがやっと。

9回、バティスタにホームラン。そのあとフォアとエラーもあって、最後の最後、やっと3塁までたどりつくも、會澤翼のはぎれ悪いピッチャーゴロで、飛び出した新井貴浩がホームインしようとしてタッチアウト。今日も打線がにぶっていた。前日の猛打は一夜限り。これも想定内のこと。

交流戦は、楽天の3連勝以外は、すべて負け越し。

一振りで勝負を決められない、ホームランバッターのいないチーム。豪快な野球がカラーではないのだったら、緻密な野球をしていくしかない。

そう思うと、今シーズンからヤクルトに移った石井琢朗と河田雄祐両コーチの存在は大きかったのだなと改めて思う。が、そんな過ぎたより、そこで得たものをもう一度思い起こして、基本から1ミリずつでも積み重ねていってくだされ〜。



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