18ページに渡るがんの大特集のひとつ、「プロ野球がんサバイバー〈俺たち、がんになって良かったこと〉」で、強靱な体で人生を切り拓いてきたアスリートが現実をどう受け止め、どう生きているのか……大島康徳さんや江本孟紀さんたちと並び、インタビュー記事が紹介されています。
ネットでも読むことができます。
「胃がんから復活期す広島・赤松真人/ラスト1年の気持ちで」(「NEWS ポストセブン」)をどうぞ!
同じ部位を患っている方にはもちろんのこと、同じ症状ではなくとも、がんと診断された人とそのご家族におすすめしたい本です。
病気に対する姿勢、手術や抗がん剤・放射線治療を経た実際の入院生活など、参考になることが多かったです。
この本の中で、7カ月の治療を経て退院したとき、もっとも影響が大きかったのが、長い入院生活から来る脚力の低下だったそうです。
体力と筋力がないため、体力を回復するのに予想以上の時間がかかった(入院期間以上の時間がかかった)と高山さんは書いていました。
読んでいて、赤松さんのことを思い出しました。
2016年1月にがんが見つかり、昨年7月に練習復帰、今年3月には2軍復帰を果たした赤松さん。文字だけ追うと順調に見えますが、がんの治療後、プロのアスリートとして身体を動かすことがどんなに大変なことか。
「トレーニングで握力は戻っても、微妙な感覚は戻らない。常にだるい感じで、体のキレが悪い。がんになる前の走攻守を100とすれば、今はそれぞれ30くらい」
「実力がある者が使われるのがプロスポーツの世界だから、同情はしてほしくない」
「ラスト1年。その気持ちでやる」
赤松さんは来シーズンへの決意を口にしていました。
12月10日に行われたカープの新人入団会見。若い人たちの活躍にも目が離せません。しかしこの1年は、赤松さんをしっかりと応援したい、そう思ったのでした。
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