2020年9月20日

森下暢仁、こんなチームで申し訳ない。


9月19日、ヤクルト戦(神宮球場)。2対3で延長制す。

この日は森下暢仁デー。いま、カープ観戦にあって一番の楽しみな日。それなのに、それなのに。

1回、長野久義のタイムリーで1点先制。ところがこの後、満塁のチャンスで堂林翔太が凡退。またですか。いやな予兆。

2回、森下は村上宗隆にフォアを与え、阪口智隆に2ランを浴び、1対2と逆転される。

しかし、その後は無失点。


一方、カープ打線。安打数は多いのに、得点につながらず。

4番の鈴木誠也がチャンスの場面でたびたびストッパーになっていた。期待していない田中広輔は4安打。8番でヒットが出るも、前後でつながらない。なんとも、ちぐはぐ。

打線の援護はなくとも、けなげに好投を続ける森下。この力投で波を呼び寄せて!  と心の中で叫べども、打線は応えず。

森下は、7回2失点(111球)と、非の打ち所がない投球内容で降板。何とかしてくれ、打線。この日はもう、こればっかり。

8回、堂林がソロを放ち、2対2。森下の負けは消える。が、ほしいのは、勝ち。



続いて、田中広輔が2塁打。

代打のピレラ。「打ってーーーーー」と叫んで、フォア。よし。

大盛穂、「打ってーーーーー」と叫んで、空振三振。うぅ。

菊池涼介、「菊池ーーーーー」と叫べども、ゴロで同点どまり。

なんかもう、やさぐれそうです。昨年は、床田寛樹の登板で、何度もこんな気持ちになったことを思い出しました。

8回は塹江敦哉、9回はフランスアがともに三者凡退。この日は、前日と打って変わって、ほんとうに投手陣が奮闘。目をかっと見開いて応えてほしい、打線。

9回、やっと鈴木にヒットが出るも、松山竜平が併殺。はぁぁぁぁ。


延長10回、ヤクルトもクローザーの石山泰稚が回またぎ。堂林が打った。田中も打った。そこに大盛がヘッドスライディングで1打点。2対3と、やっとスコアボードが動く。

カープもフランスアが続投。9回に続き、三者凡退。勝った。

勝ててよかった。しかし、森下に勝ちをつけたかった。

野球は9人でやるスポーツ。一人の選手がいくらがんばっても報われないことは日常茶飯事。

とわかってはいながらも、新人賞を争う巨人の戸郷翔征が18日、5失点して7勝にとどまり、この日森下に勝ちがつけば勝ち数で並ぶところだった。

森下、こんなチームで申し訳ない。と、詫びたくなるゲームであった。


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