昨日のブログのつづき、スポーツライターの小林信也さんの日本シリーズ話、第2弾です。
(11月26日「斉藤一美 ニュースワイド SAKIDORI」文化放送にて)
小林さんは、丸佳浩の走塁についても触れていました。
初戦の4回、丸が1塁ベースを駆け抜けるとき、ファーストを守っていた中村晃の足に接触したという、あの走塁。
私が見ていてた日本テレビの中継では一切触れられず、翌日、カープファンの方が何人かブログで話題にされていて、動画を見て、知りました。
あの不自然な足の動き。丸って、こういうことをする人だったの? と、胸がざらつくような光景でした。
小林さんは、こう語っていました。
故意じゃないということになっているし、次の日、さっそくゲーム前に謝罪に行ったからもういいでしょという感じになっているが、少年野球も含めて、伸ばした足が一塁手の足にぶつかるシーンを見たことはまずない。
故意であったら許されることではないし、たとえ故意でなくても、一塁を安全に駆け抜けられない選手は野球をする資格はないです。
彼が謝りに行ったのはそれでいい。ただ、もし(あり得ないけれど)自分が監督だとしたら、残念だけど丸はこの先日本シリーズに出場する資格はないと、いうぐらいの判断をする。
それぐらいの高い志を持って、いま多くの人たちから批判されている野球をもう一度信頼回復するためにはそこから見直さなければいけないんじゃないかと、すごく思いましたね。(ここまで)
丸の走塁は、明らかに故意であれば、サッカーでいうところのレッドカード。故意でなかったとしても、あういう走塁をした時点で、低く見積もってもイエローカードなのでは。
何のとがめもなく、そのまま試合に出続けた丸。
今回の日本シリーズ。パ・リーグとセ・リーグの力の差を野球の現場にいる人がさほど深刻にとらえていないように見えたことと同じくらい、丸の走塁について、あまり問題視されていなかったことに強い違和感を覚えた。
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