5月4日、DeNA戦(マツダスタジアム)、4対1。
久しぶりに、1年目のときの、「負ける気がしない森下」を見た気がした。
打っては3打数3安打。投げては7回1失点。この失点は味方のエラー(二俣翔一の悪送球と堂林の捕球ミス)から生まれたもの、森下の自責はゼロ。打たれたヒットは2本、6回までは無安打だった。
そうは言っても、1回、満塁で点を取れない(いつもの)カープでスタート。
2回、森下自ら、粘って粘って9球目を2塁打。4回にも、森下またヒット。でも、この出塁を活かせない野手の人たち。
7回、森下、3度目の打席。カット&ファウルされて、DeNA先発のケイは少しイライラ気味(ほんと野手のみなさん見習って)。ここでレフト前ヒット打って、ガッツポーズ。
味方が打たなくても点を取らなくても、悲壮感がない。この状況でも諦めてない森下。このとき、今日、カープが勝つと確信しました。そう思いたくなるものがあった。
打てず勝てずのムードからチームが抜け出せないとき、そんなことおかまいなしに「勝つ」ことだけを考えているのが森下。
ただ強気なだけでない。それを支える技術と身体の強さがある。この強さが、勝ちを呼び込んだのだ~。
しかし、よく打ちます。投手だと、打撃コーチが変な指導しないからいいのかな?
森下のヒット出塁にずっと報いることができなかった秋山翔吾がレフト前ヒット。今日2安打の菊池涼介はフォア、よしよしよし。
1アウト満塁、ここで点が入らなかったら、もう「カープ廃業してほしい」と思った。
足の速さがきいて、野間のセカンドゴロで同点に。うむ。more~。
ここで、堂林に代わって、松山竜平。
えー。昨日、犠牲フライすら打てなかった松山? 森下のときに打つ宇草孔基は? とも思ったが、松山がここで2年ぶりのホームラン。3ランで、4対1と勝ち越し。
やー。ベンチ前で、みなに頭をたたかれ(森下にもな)、最後、森下にハグする松山。昨日の不甲斐なさの払拭と、奮闘していた森下に報いることができた喜びとが混じった、大人のハグ。
3点リードというのがまたよかった。8回、島内颯太郎から栗林良吏への三者凡退リレー。
森下3勝目、栗林7セーブ目、願ってもない展開。久しぶりにスカッと終われた。
スタメン見たときは、また堂林翔太が4番目。完封負けした昨日とほぼ同じ並びかぁ。と、ベンチに対して空しい気持ちになった。
昨日、一人打っていた小園海斗の前後で分断現象が起きていた。その要因のひとり、堂林はバントの場面でのみ落ち着いて見ていられるという今日だった。それって、サブメンバーの役割ではと思う。
明日もいつものメンバー(いつメン)かと思うと、おなかの底から気は晴れない。
それでも、今日の森下みたいに、現状を打破突破するのは選手にかかっている。
1年目以降もそれなりの成績は残しているけど、1年目の突き抜けた感じはなかった森下。今年は勝ち運戻ってきたか。たくさん打ってもらってね(九里亜蓮や黒原黒原拓未も・・・)。