2019年4月1日

開幕戦の余韻どこへと2連敗。

3月31日、巨人戦(マツダスタジアム)。

ちょこちょこ締まりのないことが続く、ときめかないゲームだった。開幕戦で記憶に残る素晴らしいゲームを見せてもらっただけに。

4回裏、先発の九里亜蓮が打席でスリーバント失敗したり、5回表にはピッチャーの畠世周相手にフォアを出し(打撃のいい選手らしいですが)、それが得点につながったり。

9回表には、サード安部友裕のファンブル。小林誠司がせっかく地面に吸い付くようなボトンと目の前に落ちるバントをしたのに、焦ってセカンドへの送球をそらした會澤翼。レフトの飛球に追いつけなかった長野久義……。

聞くところによると、長野は肩の仕上がりが間に合わず、オープン戦でレフトを守る機会がなかったとか。年齢的なもの? 調整不足?

長野のことは応援していますが、下水流昂がいてくれたら……なんてファンに思わせちゃ、ダメですよ。

初戦で非力な不安を感じさせた中﨑翔太をバックアップしてほしいところが、トリプルで火に油を注いで、ボッ、ボッ、ボッ。



この日、7回の長野の初打席では、長野コールが起きて、スタジアムが暖かい空気に包まれたところに、長野が移籍後の初ヒット。

しかし、スタジアムが歓声で包まれた素晴らしい瞬間のその次、田中広輔のバントは地面に吸い込まれるように捕手の前にボトッと落ちて、ゲッツー。

火に油を注いだり、火をそっと消したり。長いシーズン、こんな日もあります。こんな日が続くこともありましょう。

落合博満さんが昨年、広島を「強さのない強さ」と称していました。

ソフトバンクのように力でねじふせるようなゲームは少ないかもしれないけれど、結果的に見ると、シーズン全体を通して、勝ちを積み重ねているというカープ。

そんな強さを今年も見せてくれる、のか?


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