年々、体操の技が高度になってきて、審判(つまり、ひと)の肉眼で正確な判定をするのが難しくなっている現状を踏まえ、判定を公平なものに近づけたいという意図があるようです。
たしかに、白井健三さんのひねり技はいったい何が起こっているのかという感じです(フィギュアスケートのジャンプもしかり)。
機械が判定を下すなんて、味気ない。そう感じる人もいるかもしれません。野球でも、たとえばビデオ判定に否定的な人を時々見かけます。でも、選手にとってフェアな判定がされることの方が一番だと思っています。ビデオ判定、カモンカモンです。
メジャーリーグでは今シーズンから「敬遠申告制」の新ルールが導入されました。
イチローは今年、実際にこの場面に立ち会ったそうで、「空気感があるでしょ、4球の間に。面白くないですよ」と話していたようです。
ところが、「敬遠申告制」の是非について聞かれた日本の投手は、軒並み賛成していて、目からウロコでした(『週刊 ベースボール』の記事だったかな?)。巨人の菅野智之も賛成していました。
「敬遠申告制」の話を最初に聞いたときにはなんとビジネスライクなと思いましたが、ピッチャーにとって負担になっているなら、そうかそうか、そういうことなら、敬遠申告制を否定するのはやめようと素直に思いました。
それならいっそ、ストライク・ボールの判定をAIにまかせてみては? ストライクゾーンがはっきりして、微妙な判定で投手打者ともに後味の悪いことは解消されそうです。
審判の存在を軽んじてるわけでは決してないです。審判の判断・はからいが試合を気持ちよく運ぶ大切な場面だってたくさんあるのですから。
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