2018年6月16日

圧倒的な差を1ミリでも埋めるために

6月15日、ソフトバンク戦(福岡ヤフオク!ドーム)。

0対8。3日続いての大差負けどころか、完封です。
「昨年のリーグ覇者同士の対決」というキャッチコピーに、ぽっ(赤面)。あぁ、そんなこともありましたか……と思い出す始末。その響きに見合わない試合内容となりました。

カープのエース的存在・大瀬良大地は、デスパイネから3ラン、高田知季から2ラン、上林誠知から2ランと気前よく打たれ、4回・76球で降板。ここまで大差がついたのなら、いっそもう1イニング大瀬良に預けて、リリーフ陣を休ませてあげてほしかった。

カープは今のところ、かろうじてセ・リーグの首位にいるけれど、その先を見すえて戦わないと。オリックス戦に続き、セとパの世界の違いを感じる。あんなに苦戦していた中日や横浜が手ぬるく感じるほど。

ソフトバンクもやりがいがなかったかも。やっていてつまらなかったかも。と思ってしまうような圧倒差。まるでサッカー日本代表とブラジル代表の試合のよう。最後には、ソフトバンクの控え選手が続々出てきて、これも屈辱的なことでした。

そもそも昨年、横浜とのCSのゲームを落としたときから、カープの劣化というか、周囲からの信用をひとつ確実に落とした感じが私の中ではずっと続いています。

CSまでブランクがあって試合勘を取り戻せなかったことも、球団として一つの準備不足だったと思うし。社会人代表(アマチュア)との試合でいくら大勝しても……。

選手も、球団も、常にスキを見せず、プロフェッショナルな姿勢を見せてほしいです(あ、もちろんリラックスするときはリラックスしてね)。



そんな中にも、この日のゲームで見つけた明るい光が3つ。

6回・7回を投げた飯田哲矢が連続三者凡退(しかも5奪三振)。素晴らしかったです。

4回、新井貴浩が千賀滉大(こうだい)のおばけフォークの落ちてくる軌道を読んでミートした技ありの場面。さすが2000本安打は伊達じゃない。
(しかし、6回の打席では、1アウト2塁3塁のチャンスの場面でゲッツー。そう言えば、2015年からカープの試合を見始めたとき、ネット上で「新井さんのツラゲー」という言葉が使われていて、何だろう?と検索。その意味を知って脱力したことも、今ではカープ1年生の懐かしい思い出です)。

9回表、最後の攻撃で、先頭打者の松山竜平がクリーンヒットで2塁へ。走るのが得意じゃない松ちゃんが一生懸命2塁まで進んだのを見て、じぃんとなった。松ちゃん、孤軍奮闘しています。

しかし、ここで代走を出さなかった緒方監督。逆転は無理としても、1点入れて終わりたいじゃないですか。上本崇司はすでにもう代走したあとだったけど、まだ堂林翔太がいるでしょうが。まだゲームは終わっていないのに、監督からあきらめの姿勢を感じて、脱力してしまいました。

明日の先発はジョンソンとバンデンハーク。もうひとつのエース対決と言ってもよいカード。石原慶幸のリードにも期待したいです。

しかし、投手陣を一朝一夕で立て直すのは難しいとしても、1ミリでも今より状態がよくなるよう、黒田博樹を臨時投手コーチに呼ぶというのはどうでしょう。黒田魂とプロフェッショナルな姿勢を再注入だ!



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サヨウナラ〜。
これはもう采配の問題というレベルではなく、選手の個々の力の差では?