2018年8月4日

9回に3点差を追いつきながらも、延長11回サヨナラ負け、こんな長い夜は……。

8月3日、DeNA戦(横浜スタジアム)。

先発が野村祐輔だったことが遠い記憶に感じるくらい、延長11回の長いゲームになりました。

1回と2回は順調に終えた野村。腕も振れているように見え、いい感じに思えたのだけど、3回、5安打で3失点。球数早くも68球。今日も5回までの定時退社か?

と思いきや、その後持ち直し、尻上がりによくなって、6回はポンポンポンと三者凡退。球数は108球となったが、もう1イニング見たくなる内容だった。

結局、7回は永川勝浩と交代したのだが、終わってみれば6回3失点のクォリティスタート。見たところ頼りになるタフな雰囲気はなくとも、試合をこわさなかったところはさすが。

この日は、らしくないバントの失敗があったり(岡田明丈にはよく見られますが)、ゴロを捕球しにいったとき転んだり、ところどころほころんでいましたが。



9回のカープ。6対3の3点差を追いついて、延長に持って行った巻き返しはすごかった。

ですが、7回、横浜ツーアウトの場面。ロペスの打球にとびつき、確実にアウトのタイミングですぐさま1塁に送球した田中広輔の好プレーが出ながらも、1塁のメヒアがその送球をいったんグラブに収めながらも落球。

エラーの判定はついていませんでしたが、その後、横浜から連打を浴び、3失点することに。

このあと、9回の同点劇が生まれ、11回までゲームは続くことになったけれど。あの広輔のスーパープレーを生かせなかった時点で、この日の流れを一つ、手放していたように感じられてなりませんでした。

負け方に良いも悪いもないけれど、永川、中崎翔太、フランスア、一岡竜司と、勝ちパターンのリリーフ陣をすべて送り出しながらも勝ちを持っていかれた、この日の選手の徒労感といったら。相当なものなのでは。ましてやこの真夏の夜に。

その中でも、8回を任された、3年目、今シーズン初登板の高橋樹也(岡田と同期の高校生ボーイだった彼)の好投を見ることができたのは嬉しかった。



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