前回の記事で、「リリーフ陣の負担がなるたけ軽くなるよう、先発が腰をすえて長いイニングを投げてくれることが期待されますが、それには打線ができるだけ点を多くとって、先発が1イニングでも長く投げられる状況を作り出すことも大切」と書きましたが、その状況を作り出せたゲームになりました。
大量援護を受けて、余裕を持って投げられた九里亜蓮。7回に一気に5失点しましたが、それをなんとか許せる状況を打線が作っていた。
得点を量産した翌日のゲームは、こと切れたように静まるイメージがあるカープ打線。翌日の先発・岡田明丈の不運なめぐりあわせを早くも案じたほど。
8月2日、ヤクルト戦(神宮球場)。その心配は的中。
ここにきて、尻上がりに調子を上げているというヤクルトの先発・原樹理の前に、カープ打線は4回まで連続三者凡退の、ノーヒット・ノーラン状態(というよりその前に、RCC放送を6時過ぎにつけたら、初回に岡田がしょっぱなから5連打浴びて、もう4失点しとるがな〜)。
しかし、5回に鈴木誠也が初ヒット。得点にはつながりませんでしたが、前日の5打数5安打7打点の4番の存在を感じました。
7回には、やっと原から1点を奪い、4点対1と、3点差に迫りました。さぁ、ここから。と、誰もが(選手もファンも)ギアを入れようとした矢先、1軍に復帰したばかりの藪田和樹が、フォアと連打(ホームラン2本を含む)で4失点。
岡田・藪田コンビはまたも信頼を勝ち取ることはできませんでした。2失点した、もう一人のリリーフ・飯田哲矢も。
その中にあって、8回、メヒアの2ラン(初本塁打!)は嬉しかった。9回にも田中広輔の3塁打で1点追加。終盤に点を追加し6点差としたのは、前日のヤクルトと同じ。
思えば、あの前日のヤクルト打線につけた火が、この日のゲームの初回につながっていたという感じ。流れというのはその日のゲームの中だけではとどまらないものなのですなぁ。
この日のカープの終盤の追い上げが、DeNA戦での打線爆発の導火線となりますように。
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