2019年8月24日

依然ちぐはぐなベンチ、選手は動じないで。

8月23日、中日戦・第1戦(ナゴヤドーム)。

長野久義がやっとの1軍、6番・レフトでスタメンに。

1回、いきなり満塁のチャンスで、1球で凡退。3回、1塁2塁のチャンスで、2球で凡退。6回目は走者なしの場面でしたが、1球で凡退。

見せ場はなかった。長野が1軍にやって来れば、何もかもが上手くいくなんておめでたいことは思っていなかった。

即座に活躍してくれたらドラマチックであったろうけれど、早々都合のいいことばかりはないだろうし、これは予測済み。

徐々に身体をあたためて、ファンを喜ばせほしい。首脳陣に「もっと早く呼べばよかった」と後悔させてほしい。

そのためにも、早めによい結果を出してほしい。そのためには、首脳陣には数打席で見切るようなことはしてほしくない。

スタメンの選手が毎回ヒットを打ったり打点を上げているわけではないのだから(むしろ、そうでない主力選手が多すぎたのが今のカープの現状とつながってるわけだし)。



しかし、6回裏には野間峻祥と守備交代。早く調子をあげるためにも、全打席、長野を使ってほしかった。

1対0と、1点差で、早くも6回、守りに入るベンチの姿勢がまた腹立たしかった。

そうした采配でこれまで、どれだけ失敗してきたか。また同じことを繰り返す、その頭の中味にボッ!

しかも、6回の攻撃、満塁の絶好のチャンスでまたしても得点できなかったのだ。こういうとき、たいてい、後でしっぺ返しを受ける。

このとき打席に立ったのが、鈴木誠也でも、松山竜平でも、會澤翼でもなく、今もっとも心躍る打席を魅せてくれている西川龍馬だっただけに無念だった。

そして、案の定、満塁のチャンスを活かせなかった上に、守備固めに入るという攻撃の姿勢を欠いた6回裏、大瀬良大地が突如、長打を打たれ始める。

あと1アウトというところで、福田永将にソロホームラン。ビシエド、高橋周平、阿部寿樹に3連続2塁打を浴びたところで、降板。

代わった中村恭平も藤井淳志にまたしても2塁打を浴び、この回4失点。



調子がよくないなりに踏ん張っていた大瀬良。1点リードという緊張の続くゲーム。ここは6回の満塁のチャンスをものにして、大瀬良を少し楽にさせてあげてほしかった。

大瀬良は、カープで唯一、先発ローテを守りぬいている投手。今シーズン、6完投ですよ。おまけに6回は自らヒットを打って満塁のチャンスをお膳立てした。

7回は遠藤淳志。8回はフランスア。3点ビハインドの状況でも、勝ちパターンを繰り出すベンチ。

逆転する意志があるんだな。そのわりに守りに入ったり、こういうところがちぐはぐ。

しかし、7回、野間の代打にサンタナ。攻めの姿勢に転じたわけか? うーん。なんだかやっぱりちぐはぐ。

結局、打線は大人しいまま、4対1で敗退。まるでコールドゲームが続いているような体温の低さを感じた。

2回には鈴木誠也のゆるんだ守備もあったのも気になった。

ベンチの士気と指揮がヘンテコでも、選手にはプロとしてモチベーションを持ってファンにプレーを見せてほしい。


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