2020年2月12日

野村克也さんとカープ


2020年2月11日、朝、テレビを見ていたらニュース速報が。野村克也さんが亡くなったという突然の知らせ。思わず涙顔に。

今ほど野球を見ていなかった頃、野球に詳しくない私に「そういう見方があるんだ」と、プロ野球の面白さを教えてくれた人。エッセイもまたしかり。

野村さんがいないなんて。プロ野球の味わいを知るすべが一つ消えたような、寂しい気持ちになった。

長嶋茂雄さんがヒーローだったと話すファンの方は多い。長嶋さんの現役時代の記憶はほんのりとしかないのでよくわからないけれど、多くの人がそのプレーに魅了されたことを語っているのを聞くと、すごい人だったんだろうなと思います。

でも、巨人至上主義みたいな一部の空気には違和感を覚えているタチなので、そういう場所にいなかったノムさんには、人の持つ可愛げのようなものを感じて好きだった。



たしか数年前、ショウアップナイター(ニッポン放送)の解説に野村さんが招かれていたことがありました。

数年前ということは、さよう、カープが好調期にあったときのことでございます。

なぜ好調なの? みたいな話になりまして、松本秀夫アナウンサーが、「タナ・キク・マルと、1番から3番が固定されているところが強味なんです」と野村さんに丁寧に解説。

野村さんは「あぁ、そう。それはいいね」みたいなことをおっしゃっていました。

野村監督、カープの試合はあまりご覧になっていないようだなという印象でした(フッ、さびすぃ〜)。でも、まぁ、そうでしょうね。




以前、このブログにも書きましたけれど、野村さんがヤクルトの監督になる前、解説の仕事をされていたときの忘れがたいエピソードがあります。もう一度ここに引用します。

“ 引退してからは高卒の俺が他球団で監督なんてできるわけがないと思って、日本一の評論家になろうとテレビ解説を頑張った。

そうしたら、ヤクルトの相馬和夫球団社長が訪ねてきて、「いつも解説を聞いていたけれど、うちの選手たちにもそれを教えてほしい」 なんて言ってくれたんだよ。

「来年、即優勝しろと仰るならできません」と言ったんだけど、「5年かけてでもお願いします」と言うんだ。理解のある社長だったよ。

監督をやりたいと思っている元選手は、解説でもどんな仕事でも頑張ったらいい。

誰かが見てくれているから。”
(『 Number 』889号)

ノムさんのお仕事も、いろんな人がちゃんと見ていましたよ。
ありがとうございました、野村克也さん。


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どんな仕事でもきっと誰かが見ていてくれる