2020年2月10日
床田寛樹と黒田博樹
今シーズンから古巣、西武に復帰した松坂大輔。テレビのキャンプ情報で「39歳」と紹介されていたのを聞いて、思ったより若いな、と。
そう思ったのも、黒田博樹が日本球界に復帰したのが40歳だった印象が強いからかもしれません。
黒田博樹はやっぱりすごかったな、と。
40歳で日本球界に復帰して、先発ローテーションを守り、2年連続二桁勝利ですから(30代後半で、ヤンキースの先発ローテだったのもすごいことだったが)。
そして、そのまま現役引退という、近ごろの日本球界では稀な美しすぎる最後。
「近ごろの」と書いたのは、王貞治さんが1980年に引退したとき、本塁打数が30本だったと聞いたから。
王さんのキャリアからすると、ホームランバッターとして30本は不本意だったのでしょうけれど、30本。今となっては、単純に眩しいっ。
「まずは開幕先発ローテ入りして、2桁勝利、規定投球回に到達したい」と今シーズンの目標を語った床田寛樹に、黒田は「正直レベルが低い」「先発ローテに入るのは誰でもできる。最初から2桁、規定投球回に乗るつもりでやらないと」とバッサリ。(「日刊スポーツ」)
黒田の言うことはごもっとも。床田はそれだけの力がある選手ですからね。
今となってはレジェンド的な存在ですが、黒田も入団当初は思うような結果が出せず、「まさかあの黒田さんが」と、いろいろやらかしてたそう。
入団してから数年というキャリアだけを比較すれば、黒田以上に活躍していると言っていい床田。その謙虚な姿勢のまま、今年は2桁、行ってね。
というか、2桁行っていてもおかしくはなかった2019年の床田。
2桁行かせてあげてね、打ってね、みんな。
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