2020年6月20日

大瀬良大地、開幕試合でただ一人完投、しかも3打点、エースど真ん中


6月19日、DeNA戦(横浜スタジアム)。1対5でカープ1勝。

開幕しました、プロ野球。夕食時、気をもみながらゲームを見守るこの感じ。例年とは状況が違って無観客と言えど、何もかもみな、懐かしい。

そうかみしめて観戦した昨夜でしたが、こうして試合結果についてブログを書いていると、あぁ、日常がひとつ戻ってきた。と、改めて感じました。

無観客のせいか、始球式もなし。シンプルで、かえってこのスタイル、いいなと思いました。救急車のサイレンや汽笛が聞こえてくるのも、無観客の味わい。

さて、いきなりエース今永昇太との対決。分が悪いとの予想を裏切ってくれたカープ。今永にけっこう球数投げさせました。5回2失点93球であっさり降板。めったに見られない光景。

一方、DeNAの早打ちモードにも助けられ(逆に昨年のカープを見ているよう)、カープの先発・大瀬良大地は8回投げた時点で83球。

投手の継投がますます大きなカギとなる新型コロナ時代の試合。初戦からエースの完投図が見えてきました。


だが、9回、ソトに17球と粘られ、フォアを献上。続く佐野恵太のヒットで、まわってきたロペス。

そうよね。願った通りに行かないのも(こそ)野球なのよねとフラットな気持ちで見ておりましたが、大瀬良、116球で投げ終えました。

開幕日、完投した先発は12球団中、大瀬良だけ。

しかも、5回には今永からタイムリー、9回には国吉佑樹から2ラン。

5回を終えた時点で1対2とリードしつつも、それまで磐石だったDeNAのリリーフ陣から追加点を奪えなかったカープ。安打が出るわりには点数につながらず、あぁ、この感じも懐かしい。

いっそ雨が強まってコールドで1対2で逃げ切れないかとチラッと祈るような気持ちもよぎったが、それはいかん。そんな弱腰ではリーグ優勝できない。


そんな状況で、大瀬良が自ら打って、9回に自らを楽にする2点の追加点を呼び込んだ。続いて、ピレラもホームランで4点差となり、さらに余裕が。

この1番ピレラの速い強いスイング、いいですね。これは金のとれるスイング。ピレラの打席が楽しみになりそう。

8回の、三塁の守備に入った三好匠の好反射好プレーも忘れがたい。もっと三好にはゲームに出てほしい(出してほしい)。

コンディションの悪い雨の中にもかかわらず、投打で結果を残した大瀬良。平常心でどっしりと見えた。エースど真ん中でした。

阪神の先発・西勇輝は3回にソロホームラン、5回にはタイムリーを放ち、まわりを驚かせ、6回1失点と好投したが、この日、阪神は惜しくも負けた。

勝ってこその試合。この差は大きいと感じた。


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