2020年10月4日

久しぶりに「最高でーす」な気分。しかし、森下暢仁と島内颯太郎があまりに対照的で。


10月3日、ヤクルト戦(神宮球場)。2対13で、森下暢仁に7勝目。

ヤクルト先発・スアレスと森下の互いに譲らぬ投手戦。

森下は前回(9月19日)のヤクルト戦で2ランを打たれた坂口智隆を全打席しっかり討ち取る。4番・村上宗隆にも仕事をさせない。

かたや、カープ打線。時おり安打を繰り出すも、つながらず。

鈴木誠也は2回の併殺。鈴木、最近、併殺が目に付きます。鈴木に併殺、似合わない。新井さんの十八番をとっちゃだめ。

6回までともに無失点(無得点)。

どんなにいいピッチングをしていても、ここまで援護がないと、緊迫感に耐えられずほころびが出てくる場合もよく見るシーンだが、そこは森下。並みの新人じゃない。

序盤から力が落ちることなく、目の前の自分の仕事を続ける。頼りがいのないカープ打線だけれど、なんか負ける気がしないピッチング。


7回、もう頼むから森下のために打ってくれー。と心の中で叫んだら、野球の神様からのプレゼントが。

と思えるような、長野久義のソロホームランで1点先制。1点では心もとないカープだけれど、とにかくよかった。

と思うまもなく、さらなる贈り物が。

堂林翔太と菊池涼介の連打、森下3バント失敗の後、大盛穂に打席が。ここまで3打席すべて三振。打てるか、大盛。ここで代打がコールされなくてよかった(佐々岡監督ありがとう)。

その大盛がプロ初ホームラン、しかも3ラン。森下に心強い援護をプレゼント。

その後、松山竜平にも2ランが出て、0対6と一気にリード。


7回裏、森下続投。7回無失点121球でマウンドを降りる。

序盤から最後まで、堂々としたマウンドでの佇まい。今日に限ったことではないが、素晴らしかった。

まだ試合は終わっていないけど、久しぶりに「最高でーーーーす」と言いたい気持ちになった。

8回、代わった星知弥から、菊池が2点タイムリー、田中広輔がタイムリー、三好匠が今期初打点、坂倉がタイムリー。途中交代の長谷川宙輝がワイルドピッチで1点、曽根海成にも今期初打点が出て、つごう7得点。0対13と荒稼ぎ。

8回裏、野手陣が主力選手から控え選手へとほぼ総とっかえに。ベテランはショートの田中だけ。ここに小園海斗がいれば・・・。

8回にマウンドに上がった菊池保則が青木宣親に与えたデッドボールで、両ベンチにらみあいのシーンがあったり、9回裏、島内颯太郎がフォアや悪送球もまじえ、2失点したりと、最後は後味がよくなかった。


接戦の場面に弱い島内。13点と大量リードがありながら、ここでもビシッと決めることができないなんて、いったいどの場面で投げろというのだ。

常々書いてきたことだが、島内は勝負の世界に生きているという感じがしない。言われたところで投げているという感じ。

森下は、点を与えてたまるものかという意志を感じる。意志だけでなく、その力を発揮できる技術も備えている。

島内を評価する人もいるが、どんなにいい球を投げることができても、試合でそれが出せないのなら、プロに向いていると言えるのか。この日も島内への不信感はつのった(払拭してくれるのはいつか?)。


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