3月9日、阪神とのオープン戦(甲子園)。
ドライチニッサントリオと並んで、今年(こそ)、活躍してほしい一人、矢崎拓也が先発。
3回、クロンが満塁ホームラン。3月7日のヤクルト戦に続いて、ドーン。きたぞ、きましたよ。
「得点力不足」は、以前(いや、今もか?)、長くサッカー日本代表の代名詞みたいになっていましたが、今やカープの異名に。
投手陣の人材が揃ってきた今、カープに必要とされているのは打点。だからこそ、歓迎したいクロンの長打。
しかーし、この日の打点は、これっきり。6対4と逆転され、負け。
矢崎は、4回8安打5失点。高めの球をしっかり仕留められていました。
しかーし、この日の打点は、これっきり。6対4と逆転され、負け。
矢崎は、4回8安打5失点。高めの球をしっかり仕留められていました。
開幕ローテーション候補として期待のかかる矢崎でしたが、今日は諸手を挙げられない結果に。
オープン戦も残すところ9試合。誰にチャンスが与えられるのか、6人の先発枠をもぎとるのは誰か、興味津々。
それにしても、オープン戦半ばだが、森下の安定感はとびぬけている。
大瀬良大地も、手術明けを感じさせない順調な仕上がり。でも、その順調さが逆にこわくなるくらい。
ところが、森下も順調に調整を重ねているのだけれど、不思議とそのことを不安に感じさせない。
タフな心身と卓抜したテクニック。カープで一番の心技体の持ち主。その上に、自分の頭で考える力、適応力がとびぬけている感じがある。「野球脳」という言葉があるようだけれど、高そう、森下の野球脳。
スポーツの世界で成功した人は、その身体能力を持ってして、仮に別の競技を選んでいたとしても、それなりの成果を出したかもしれない(出さなかったかもしれない)が、森下はきっと野球に合っているんだね。
森下が野球に近づくというより、野球が森下に近づいてきたとさえ思わせるような、不思議なお人です。