7月20日、阪神戦(甲子園球場)、延長11回、0対1。
昨日と同じスコア。小園海斗の犠牲フライで1点で勝てたが、この点の取れなさ、投手戦というレベル以上の異常さを感じる。カープだけでなく、阪神も。
カープはホームランバッターがいない上に、1軍選手の高齢化が進んでいるのでわかるが、阪神どうなってるの? 昨年活躍していた選手が全体的に調子を落としているような。
今日も大瀬良大地は自分の間合いで投げて、7回無失点。今日は勝ちをつけてあげたかった。6月22日の中日戦以来、勝ち星なし。4試合登板して、2失点が一度だけ。あとは無失点。ひどいよ〜。
それでもベンチに下がった大瀬良に悲壮感もやさぐれた空気もなく、泰然としていて、なんか神々しさすら漂わせて。
8回の塹江敦哉、9回のハーン、10回の森浦大輔もよかった。リリーフ陣の充実、感じる。むしろ、球が高めの栗林良吏の方が不安になるほど。
昨日は中村貴浩がスタメン5番というサプライズがあったが、今日は20代スタメンが、小園海斗と矢野雅哉とシャイナーだけ。
貴浩は昨日、5回の得点の起点となるヒットも打ったのに。今日も10回、代打でヒットを打ちました。
今日の5番は上本崇司。1回と9回、得点圏でランナー返せず。11回、小園の犠牲フライで1点取った後、併殺で追加点取れず。末包昇大がいない今、5番の不在を感じた試合。
と、スタメンにサプライズ感はゼロだったが、継投にはあった。
0対0の9回、阪神は岩崎優を出してきたが、カープはハーン。いつもなら同点の場面で早々に栗林を出すのに。で、同点で栗林が出てきて試合が決まった試しがない。
今日は、1点リードの11回ウラに出てきた。おかげさまで26セーブ目。
私はこういう展開の方が実りを感じて、いいなと思う。それだけ今のカープ、リリーフ陣が充実していて、任せられる投手が多いということでもある。
11回、やっと取れた1点は、昨日同様、阪神のエラーがらみ。
秋山翔吾フォア(代走・大盛穂)。矢野のバントした打球を富田蓮がファーストへ悪送球、大盛3塁へ。
このとき、中野拓夢の送球が逸れて、サードの佐藤輝明が取れず、大盛、赤松コーチが今日はちゃんと止めたのにオーバーラン。なんとかアウトにならずにすんだが、間一髪だった。
野間は申告敬遠。ノーアウト満塁で、小園が犠牲フライでやっとの先制点。
先のDeNA戦で、野間も菊池も続けて犠牲フライすら打てず、情けない気持ちになったことを思えば(その後、シャイナーの3ランが出たからよかったものの)、最低限の仕事はしてくれました。
でも、ホームランとは言わずとも、スコーンと2塁打なんかで返すところも見てみたかった。
今日、YouTubeのおすすめに、2017年七夕、「神宮の奇跡」の動画が出てきた。9回5点差の逆転劇。当時40歳の新井さんが代打で逆転3ランを小川康弘から打ったあの攻撃劇。
あの感動を思うと、今の打線とのギャップが大きすぎて、遠い目になった。あまりに遠くに来た。
しかし不思議。緒方監督が自分に似たタイプの野間峻祥を寵愛していたのは理解できるが(いい悪いは別として)、あんなふうにファンを楽しませてくれた新井さんがなんで今、スイングの弱い選手を好んで起用するのか、わからない。
振れている貴浩、明日、スタメンで出してくださいね。