5月23日(金)、DeNA戦(マツダスタジアム)、1対2。
延長11回、ノーアウト1塁2塁のラストチャンスとも言える場面で、2安打の佐々木泰にバントさせた昨日のヤクルト戦。
消極的な試合をした時点で、ツキを逃して今日に至る。そんな試合だった。
森下暢仁、6回2失点。ベンチでも浮かない顔。悪い数字ではないのに、森下もファンも満足しない結果になった。
5回には、牧秀悟のタイムリーで2点目。先制点も牧の2塁打が引き金になった。
4回の併殺。よしっ!と思いつつ、以前の森下だったら、「1点も与えまじ」という熱みたいなものを感じた。同じような場面でも、どこか体温低く感じる(その前に1点とられていたけど)。
「熱」なんて主観的な、抽象的なこと言うの、やめとこ。5月4日の中日戦、「グラウンドで弱い姿が見受けられる」と小園をスタメンから外した新井さんと同じようになってしまう。
森下が無失点で抑えたとして、勝てたかどうか。4回、DeNA先発ジャクソンから、秋山翔吾のヒットが出たとき、ホッとしたもの。コントロールもキレも申し分なし。
昨日、17試合連続安打が途切れたファビアン、7回にジャクソンから2塁打とチャンスを作る。さすがです。
1塁が空いていたので、末包昇大には意図的なフォア。ノーアウト1塁2塁で、坂倉将吾ヒット。ノーアウト満塁は素晴らしいのに、ここで長打が出ていればというもどかしさも。
ここでジャクソンから伊勢大夢に交代。モンテロ、いつもの大きな外野フライではなく、セカンドゴロで絵に描いたような併殺。カープにかろうじての1点。佐々木泰は空振り三振。
8回、ウィック。矢野雅哉に代打・野間峻祥。8番矢野は、9人中投手枠が2つあるようなもの。代打出すなら、なぜスタメンに?
昨日、スタメン外れた小園海斗。試合後、「先発が大瀬良大地だったので、ゴロが多いので、しっかり守りたいということで決めた」と、新井さん。(「日刊スポーツ」)
そんな理由だったのか・・・。いくら守りを固めても、点が取れなければ勝てないのに。「痛みを伴う変革」のことはもう忘れちゃったんだね。
小園は今日、セカンドスタート。あくまでもショートは矢野。たしかに矢野の守備は素晴らしい。でも、それで勝てるわけではないのに。
5月14日の巨人戦、栗林良吏のコンディションを見て、やっと「9回栗林」の縛りを解いたみたいに、矢野ショートを聖域みたいに考えるの、終わりにしてくれないだろうか、一刻も早く! やってみれば、こわくない、こわくない・・・。
外部から監督を招かないカープ。新井さんの次は誰が監督するの?(もしかして2軍にいるあの人・・・)と考えたとき、まだ新井さんの方がいいと思っていた。
でも、昨日の采配を見て、ふんぎりがついた。
新井さんのユニフォーム姿をまた見ることができて嬉しかった。新井さんのまわりをパ〜ッと明るくさせてくれるところ、好きだった。でも、チャンスで勝ちにいかない。
いっそ打撃コーチとして力を発揮していただいたらいかがでしょう? 人間、得意なことが向いてること。新井さんのアドバイスが効いたという選手の話もよく聞きます。なんといっても、2000本安打の人ですし(実績なさすぎる打撃コーチに代わって)。