2025年5月4日

床田、飄々と中日完封! 奨成&末包タイムリーでやっと松葉攻略


5月3日(土)、中日戦(マツダスタジアム)、対0。

はぁぁぁ、久しぶりにストレス少ない試合を見た。床田寛樹、連敗止める。しかも完封!

いつもの安定感あるテンポいい投球の床田。床田に輪をかけて球数少なかった松葉貴大(とくに序盤)。

カープの難敵の一人、松葉。打てた試しがないと思うくらい、いつもポンポン早打ちで仕留められているイメージ。

その松葉。投げても5回6回という印象だったが、今季、5回までは1度だけ。けっこう長いイニングを投げている。ニュー松葉(なんか観光ホテルみたいだな)。

かくいう床田、開幕からどの試合も7回以上投げている。完投(完封)も今日を含めて2度。沢村賞とって〜。奪三振タイプじゃないけど。

そうなんです、今日は両先発とも三振ゼロ。フォアも1つずつ(5回までゼロ)。それはもう、試合が試合がススムくん。試合時間120分は今季リーグ最短記録。


1回、岡林勇希のファーストライナー、堂林翔太が床田を助けるジャンピングキャッチ! 床田はそこからリズムをつくった。

3回、その堂林がヒット。8番矢野雅哉がバントで送って、床田の進塁ゴロでランナー3塁。

1番中村奨成がライト前ヒット1点先制! 塁上で奨成は、めっちゃ力のこもったガッツポーズ。よっしゃーーー。

今日も2軍との入れ替えはなく、落胆は続いたが、1番奨成、2番菊池涼介という並びは、今までで一番しっくり来た。(ずっと菊地に頼るわけにはいかないが、それまでがチグハグすぎて)。


6回、奨成がショート土田龍空のファンブルで出塁。3番小園海斗はフォア。得点圏となったところで、得点圏打率5割(すご!)の4番末包昇大がタイムリー、2対0!

床田、打たれたヒットは3本だけ。2塁さえ踏ませず、中日はほぼチャンスがなかった。カープ、松葉からは4安打。チャンス自体が少なかったが、松葉から点が取れた喜び(なんという慎ましい喜び)。

7回、ファビアン2塁打。ノーアウト2塁で、堂林打ち急いでショートゴロ、矢野初球をサードファウルフライで終わったのはもったいなかった。弱いチームの終わり方。

実況中に紹介された、松葉のコメントがおかしかった。「カープで一番嫌な打者は床田」という話。あ〜。カープの野手相手に、いつも楽そうですもんね(苦笑)。


これまでポンポン打ちとられストレス感じる松葉との試合でしたが、今日は床田のテンポいい投球と、堂林や菊地の好守備、最低限の援護(とそれを守った床田)、ストレス少ない試合でした。これで喜んでいてはいけないけれど、ストレス多い試合が続いていたので。

買っても負けても飄々としている床田にほれぼれ。奨成とあがったお立ち台では、「僕が疲れてきた時に助けてもらえたら」と、投球と同じく力みがない。

負けたときも、森下暢仁や大瀬良大地のような悲壮感がない。そこは九里亜蓮と近いものがあるが、投手としての力量がものをいう床田。カープのエースは床田と感じた日。


試合前に、會澤翼や野間峻祥、堂林らが声をかけ、選手だけのミーティングが行われたそうです。(「デイリースポーツ」)

昨年9月、いつか止まるだろうと静観しているうち、止まることのなかった大失速。声かけあうなら今ですよ〜と思っていたので、あのときの経験が活かされていたことにホッとした。そこはベテランならではだった。

ミーティングでは「やるのは選手だから頑張っていこう」という声も。

そうだそうだ。頼りないベンチと球団だけど、やるのは選手。ちょっと希望が持てた。
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