2019年5月3日

大瀬良大地、炎の連敗ストッパー


5月2日、阪神戦(甲子園球場)。

カープのエース・大瀬良大地と、阪神のベテラン左腕・岩田稔との投手戦。両者ゆずらず、互いに7回までゼロ行進。

大瀬良は4月25日の中日戦で完投(完封)、岩田は4月18日のヤクルト戦で初先発して完投。ともにマウンド上で今シーズンの充実ぶりを伺わせる。

36歳の岩田は開幕ローテには入っていなかったが、与えられたチャンスを活かすという気概を、今シーズンに期するものを感じます。

一方、大瀬良には、「カープの連敗を必ず止める」そんな強い意志を感じました。背番号14。役割は先発ですが、さよう、あなたも炎のストッパー。

8回はフランスアがあとを継ぎ、9回にバティスタの2ラン、會澤翼の2点タイムリーで、4点奪って逃げ切る。

開幕投手をつとめ、各球団との直接エース対決も多い今シーズン。打線の不振もあって、昨年のようにはなかなか勝ち星は増えない大瀬良。

この日も勝ちはつかなかったが、毎試合、エースを感じさせてくれる投球を見せてくれている。勝ち数という数字には表れていなくとも、ちゃんとファンは見ているからね。



一方、巨人は、中日を9対3で下し、首位を独走中。ロメロをもってしても、巨人を封じることはできなかったか。

9回、バティスタと會澤の快音で連敗はストップしたが、毎回、この日の大瀬良のような投球だのみでは、勝てない。いくら投手が頑張っても、完封しても、クォリティスタートしても、打てなければ、勝てない。

9回は田中広輔の打席で終わる。そのとき実況アナウンサーは「今日も田中はヒットなし」という言葉を添えていた。田中の不振は今、カープ以外でもちょっとしたトピックスになっているのを感じます。

9回、曽根海成に今シーズン初ヒットが生まれたのも、うれしい出来事。曽根は、打席でも、走塁でも、守備でも、いつもフレッシュな覇気を感じさせてくれる。それはきっと若いからってことだけじゃないのかも。どんどん出番を勝ち取って。


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