2019年8月18日

まだ消化試合には早すぎる。遅くなってもしないよりマシ。

8月17日、DeNA戦・第2戦(横浜スタジアム)。

カープの先発はモンティージャ。7月30日の巨人戦での初先発のときにも思ったのだが、なぜまたここでモンティージャ?

あのときは首位・巨人とのゲーム差を埋める絶好のチャンスのガチンコ対決。そして今回は、徐々に巨人の背中は遠くなりつつあるが、まだ離されずくらいついていきたい状況。

そこに、またしてもまるで消化試合のようなセレクト。それとも、よっぽど人手不足なの?

ベンチは勝つ気で臨んでいるのか、いぶかしくなる。まだ諦めていないファンがいるのに、ベンチはもう諦めているの?

そうは言いつつ、モンティージャがいい仕事をしてくれたら、それはそれで嬉しい予想外の出来事として大歓迎したかったのだが、この日はプロの試合で投げる投手とは思えない内容だった。誰の目がこの人を選んだのだろう。

2回5失点で降板。いきなり5点は痛いです。



3回の満塁のチャンスでは、松山竜平が凡退。松山が満塁で凡退……って、毎日見ている光景のような気がする。

塁上に走者がいないときには打つのに、チャンスの場面でとんと打てないとは。勝負の世界に生きている感じがほしい。

それでも、4回から3イニング投げた塹江敦哉には、劣勢の中でも勝負している香りを感じた。こういう選手にもっとチャンスを与えたてくれたらと、素朴に感じる。

その後のレグナルトは、7回8回を投げて、3失点。仕事を全うしていない。

ファンは逆転してくれるつもりで試合を見ているのだから、5点差ならまだしも、終盤に7点以上差がついては、きびしいものがある。

しかし、7点リードでも、8回に三嶋一輝、9回に山崎康晃を出してくるDeNA。詳しい台所事情は知らないけれど、まるでカープの謎采配のよう。



その三嶋から、鈴木誠也がソロホームラン、山崎から西川龍馬が2ランを放ち、完封負けを免れたことはよかった。

鈴木は久しぶりのホームラン。しかし、鈴木、走者がいるときには打たない。西川は今日も平常運転、元気だった。

それにしても、代打に出てくるのが、小窪哲也、磯村嘉孝、安部友裕、坂倉将吾、野間峻祥……と、輝いていた時期があったかもしれないが、今はそうとも言えない、相手にとって怖さのない面々ばかりで、そこもまた勝負のワクワクが目減りしている感じだ。

なんだか、とりわけベンチに覇気を感じない、今シーズン一番見ていてつまらないゲームなんじゃないかと思ったほどだ。

緒方監督は新しいことを受け入れるのにとても時間がかかる人のようで、超絶不振だった田中広輔をおろし、小園海斗を起用するのにも長い時間が必要だった。

さすがに、そろそろ長野久義を起用してくれないかと待っている。「遅くなってもしないよりマシ」というフランスの諺がある。

もし起用されたら、もっと早く呼べばよかったとベンチを後悔させるくらい、長野には地に足つけた活躍をしてほしい。もちろん、どの選手も。


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