2020年8月7日

「先発は6回を投げる、リリーフは全力で1回無失点に抑える」がくずれたゲーム


8月6日、ヤクルト戦(神宮球場)。5対9で、3タテならず。

田中広輔がスタメンから外れる。前日、菊池涼介の打順が2番から7番になった「動き」が続く。しかし、代わりに入ったのが上本崇司。

これがベストの布陣で持ってきたとは到底言えなさそう。上本がもし他チームにいたら、スタメンで使われるのだろうか。人手不足感が否めない。

1回、堂林翔太の死球、長野久義のヒット、鈴木誠也のフォアで、1アウト満塁のチャンス。ここで、松山竜平、會澤翼がともにレフトフライで終了。

松山のレフトは青木宣親の好守備があったとはいえ、またしてもここぞのところで犠牲フライのひとつが見事に出ないカープ。


先発はジョンソン。今度こそのジョンソン。

しかし、まだ3回?と思ったくらい、なんだか時間を費やしていた。結局、3回5失点(自責点は4点)で速くも降板。

4回、松山竜平のソロと、菊池涼介の2ランで、5対3と2点差に迫る。塁に人がいないと打ちます、松山。

5回には長野がソロを放ち、7回には鈴木誠也のタイムリーで、5対5と追いつく。

このところの3試合で、それまでの「どうせ負け」の諦めムードは徐々に払拭されてきた。ひっくり返してくれる期待を持って見る。

リリーフ陣も、4回はケムナ誠、 5回は菊池保則、6回は島内颯太郎 が無失点に抑える。

ジョンソンが3回とあまりにも速く降板したので、このうちの誰か1人が回またぎをするかと思っていたのだが、この日はきっちり1人1イニング。


7回に出てきたのはスリリングな薮田和樹。乗り切ってくれたらと願うも、3失点。追い上げムードの中、きびしい。非情にキビシ〜(財津一郎さーん)。

前日の一岡竜司のときのように、早めにスイッチすることもなく、打たれるがままを見つめるベンチと野手。

投手をとっかえひっかえ総動員して疲弊させるのは長い目で見て得策と思えないので、こんな日もありましょう。

その後、カープ打線の反撃はうんともすんとも。8回のDJ.ジョンソンはさらに1点を献上して、3連勝する前のカープのムードに逆戻る。


石原慶幸と一度も組むことなく、1勝が遠い今シーズンのジョンソン。石原と組んでみたら、どんなピッチングをするのだろう。

だがしかし、沢村賞をとったほどの投手が、捕手によって大きく左右されるとしたら、それは一流と呼べるのか。もちろん、やりやすい相手というのはあると思いますが。

以前、あるテレビ番組で、捕手との相性についての話題になったとき、石井一久さんは「え。誰がキャッチャーでも関係ないじゃないですか。どんどん投げればいいだけのことじゃないですか」と話していて、スカッとした。

石井さんは豪の者。で、片づけられる話なのだろうか。

先発は6回を投げてほしいし、リリーフはこの1回きりと全集中して無失点に抑えてほしい。ここの屋台骨がもろくなったゲームとなりました。


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