2021年5月30日

試合の流れが読めないリリーフ起用、これじゃいくら個ががんばっても・・・


5月29日、ロッテ戦(ZOZOマリンスタジアム)、7対3。

「あれは勝てた試合だった」とよく聞く台詞だが、実際負けてるわけで、勝ててない。どの口が言う、と、いつも思う。

でも、工夫すればもう少しなんとかなったんじゃないかと思った試合だった。

たとえば、1回、3塁に進んだ田中広輔の走塁死。このスタートがもっと緻密だったら・・・と。そういうことが出来ていないから、今こういう状況なのかなと。

昨日の、西武・阪神戦。9回の、佐藤輝明と平良海馬の力と力の対決、見ごたえあった。軍配は平良に。こういうシーンを見ていると、個の力の大きさをものすごく感じる。

でも、昨日のロッテ戦。リリーフ陣の起用の仕方等々見ていて、個の力の及ばないところで、負けを誘導しているように思えた。


1回裏、玉村昇悟、三者凡退で上々の滑り出し。

2回、8番・林晃汰がプロ初ホームラン。1点先制。よっしゃー。

美馬学が相手でも、なんとか戦えるかもと、諦めるのをやめた瞬間でした(美馬、打たれた瞬間、しゃがみこんでた。しゃがみこむな、エース級なのに)。

三者凡退でスタートした玉村、2回裏は2塁3塁を招くも、踏ん張る。

3回裏には、レアードのタイムリーで同点に。続いて満塁のピンチも踏みとどまり、傷口は広げない。

4回裏も、2塁3塁を招くも、切り抜ける。

5回、カープ打線は、林ヒット、中村奨成フォア、田中の進塁ゴロで2塁3塁とするも、エチェバリアの好守に阻まれ、無得点。踏ん張る若鯉をなかなか援護できません。


5回裏、ヒットとフォア2つ(審判の誤診のような判定もあり)を織り交ぜて、満塁。エチェバリアが2点タイムリー。ここは玉村、踏みとどまれなかった。

5回3失点で降板。でも、大崩れはしなかった。次も見たいと思った。

だが試合後、佐々岡監督は「楽しみな投手なのは間違いないけど、次回はちょっと考えようかな」。(「デイリースポーツ」

は? ここは経験積ませて、使い続けて育ててほしいところなのに。

昨年の遠藤淳志以上に期待を感じるのだけど。また目先の小銭を追うんだね。緑を育てて、森をつくる気ないんだね。 この展望のなさ、気持ちが荒涼砂漠になりました。


6回、長老・松山竜平がソロホームランで、3対2と迫る。ここで勝ち越して、玉村に勝ち投手の権利を。の願いかなわず、後続かず。

でも、1点差。まだ諦めへんでぇ。の、6回裏は、菊池保則。んー? 勝ちパの投手温存? それもときには大事なことだが、ここは攻めていくシーン。んんん。 荻野貴司にホームラン返しされて、2点差に。

これは、士気が、少し、下がります。

7回、中村奨成,がヒットで出塁、2盗も決めた。田中のタイムリーで、今日も奨成ホームベースを踏んで帰ってきた。4対3。また1点差に迫ります。

7回裏は、中田廉。うーん。挽回ムードに、また士気が下がりそうなチョイス。

フォア連発で、満塁こしらえる。「代えてー」と叫べど、代えないベンチ。Why? 中田は無失点と踏みとどまりましたが、よくやったなんて言えない。


8回裏、ここに来てコルニエル。なんか、ちぐはぐ。何がしたいのかよくわからない。

150km後半の速い球をどんどん投げるが、フォア2つ。エチェバリアに3ランを打たれ、7対3。とどめ、さされる。球、高かった。

一時は安定感を誇っていたコルニエル。ここのとこ、とみに外国人選手に打たれているような。外国人選手は速い球に慣れてるし。

配球の工夫等々、個の力で、もう少しカバーできるところはあるとしても、試合の流れが読めていない指揮官ではチームを導けないことをしみじみ(今更ながら)感じた試合だった。

打撃好調の奨成が9番というのも、小園海斗のとき同様、不可解。これだけ得点にからむ活躍をしているのに。試合をご覧になっていなかったとでも?(ボッ、小噴火)

 もっと打席に立ってチャンスを作る機会をみすみす見逃すなんて。勝つ気あるのか。何を大切にしているのか。ここは年功序列なのか、プロの世界なのに、ポイズン。ここでも気持ちが砂漠化。


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