11月4日(土)、日本シリーズ第6戦
オリックス・阪神戦(京セラドーム)、5対1。
オリックス3勝目。やったー、7戦目が見られる! プロ野球ファンにとっては、願ってもない展開。オリックスファンにとっては、胸のすく思い。
第1戦、まさかの7失点で負け投手。このままメジャーに行くつもり? な雰囲気残した山本由伸が、今度はまさかの完投、138球。
しかも、14奪三振という日本シリーズ新記録の置き土産まで。
2回、ノイジーが先制のホームラン。その後も連打にデッドボールで満塁。またか、また阪神を止められないのかと思われた2アウト3塁1塁、近本光司を空振り三振。
阪神9安打、オリックス8安打。阪神の方がヒット数は上回ってたくらいなのだが(ほぼ同じだが)、今日の阪神はつながらなかった。チャンスに強い近本も森下翔太も、まさにチャンスの場面で山本が封じた。
4回、2アウト3塁1塁で、また近本。フェンスぎりぎりのライトフライを、森友哉がジャンプしてポスンとグラブに。グッジョブ!
さよう、今日は6戦目にして初めてノーエラーの引き締まった試合に。1回には、頓宮裕真の「抜けたー!」と思った強い当たりをショートの木浪聖也がダイビングキャッチという好プレーもあった。
2回ウラ、若月健矢のタイムリーですぐさま同点、中川圭太の犠牲フライで逆転。すぐ追いつき、追い越したのは大きかった。
5回ウラ、今日3番の紅林弘太郎が2ラン、さらに山本を援護。とったど~。1戦目で2安打だった村上頌樹をずりずりとマウンドから引きずりおろす。
この後は、2戦目で先発した西勇輝が3イニング投げ通した。お互い、最終戦に向けて、リリーフ陣を温存する形になった。
序盤は慎重に投げていた山本が、5回からギアを上げて、1戦目では出てこなかった本性を、地力を見せてきた。これぞ山本、こういう山本が見たかった。
2013年、メジャーへ行く前、最後に田中将大がファンの前で投げた、楽天と巨人の日本シリーズ第7戦を思い出してしまった。これで心置きなくアメリカへ行ってらっしゃ~い。
山本の完投は、ファンへの贈りものでもあったかもしれないが、第5戦、大好投していた田嶋大樹を7回で交代、逆転負けした采配を中嶋監督が顧みたとも思う。
甲子園では阪神に圧をかけられたオリックス。でも、試合後、このままでは終わらないという顔つきを選手から感じた。今日の試合開始前も、そんな雰囲気があった。
明日は、2戦目で阪神を封じた宮城大弥。安心感は大きい。でも、何が起きるかわからないのね、野球って。
スポンサーリンク