2023年11月6日

阪神もカープも、矢野佐々岡時代がずいぶん昔のことのよう


11月5日、今年のプロ野球が終わった。日本シリーズ第7戦は、1対8で阪神がオリックスに圧勝して優勝。

あやうくオリックスは完封されるところだった。9回2アウト、桐敷拓馬から交代した岩崎優の1球目を頓宮裕真がスタンド上段に放り込んで一矢報いたのが、せめてもの救い。

集中打で得点する阪神、散発で点が取れなかったオリックス。なんとカープ的な。昨年や一昨年のオリックス・ヤクルト戦の方が接戦感があって、見応えあったような気はした。

第6戦で、最後に(と言ってしまおう)、山本由伸の完投と14奪三振の日本シリーズ新記録を見ることができたのはよかった。


阪神はシーズンでも日本シリーズでも、ホームランは少ないし、エラーが多い。でも勝ち進んでいるという現象。

巨人の2年連続ソフトバンクにストマ(ストレート負け)したことを思えば、セ・リーグの存在価値がまだあるように思ってもらえそうで、そこはよかった。

オリックスと阪神は2位のチームに大差をつけての優勝。カープは阪神に勝つために地道な手を抜かない努力が必要なんだけど、球団自体がそういうことを目指していないのがむなしい。でも、選手、がんばれ。


第5戦で、好投していた田嶋大樹を7回で投了させたり、宇田川勇希を3連投させたり、見極めがずれてしまった中嶋監督。

起用された選手がどれだけ力を出せるかも大事だけど、監督の仕事って、どの選手を起用するかを決めることなんだなと改めて思う。

 矢野監督時代がもっと昔のことのよう。1年前と思えない。岡田監督が指揮をとって、ずいぶんと阪神が落ち着いたチームに見えた。

阪神のオーダー、1番から9番まで、ここぞで打ってきそうな嫌な打者揃い。カープはまだまだほんの一握りだけ。こわくなーい。


佐々岡さんが監督だったのも1年前と思えないほど。今年のカープの選手起用と戦い方に満足はしていないけど、その前の3年間を思えば、楽しませてもらいました。ストレス軽減されました。

中でも、DeNAとのCSファーストステージは新井さんの采配がバシバシ決まり、見ていて楽しかったー。阪神とのファイナルではいつものカープに戻ったが。

次の楽しみは、11月16日から始まる、カーネクスト アジアプロ野球チャンピオンシップ2023。

小園海斗と坂倉将吾が日本代表として出ますもの。この選択、井端監督、わかってらっしゃる。
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