4月11日(金)、巨人戦(マツダスタジアム)、12対3。
ホームランは1本も出てないのに、15安打で大量得点。森下暢仁、6回3失点(自責2)で2勝目。
戸郷翔征、4回途中10失点(自責9)で0勝2敗。しかも、開幕してからの2試合は5イニンと3イニングで降板。
調子悪そうだから、勝ちに行きたいと思っていたら、ここまでとは。でも、勝てるときに勝っとこ。打てるときに打っとこ。
2回、甲斐拓也のタイムリーで1点先制される。
ソフトバンク時代、チャンスの場面で打つイメージがなくはなかったが、さほど打率は高くなかった甲斐。
現在、言うてもまだ4月半ばですが、打率がリーグ2位(1位が岡本和真、3位が小園海斗)。やっぱりセ・リーグは打ちやすいですか?
2回ウラ、4番末包昇大のヒットを起点に、野間峻祥ヒット(今季の野間、ポイントポイントで仕事している)、菊池涼介の2点タイムリーで、2対1、すかさず逆転。9番會澤翼にも今季初ヒットが出て、3点目。
4回、キャベッジのタイムリーで、3対2。そうよダメよ、援護もらったからと言って気を引き締めていかないと。相手は長打あるんだから〜。
と思った4回ウラ。ファビアンヒット、菊地フォア、森下のバントをファースト岡本がサードに悪送球して、4対2。
この後も、1番田村俊介のタイムリー、小園と末包の2点タイムリー、野間のタイムリーで、つごう7得点、10対2。
でもまだ4回。ホームランが出たら、一気にひっくり返される恐れあり。気を引き締めて(再度)。
という5回、矢野雅哉のエラーを引き金に、若林楽人のショートゴロで10対3。矢野は6回にもエラーしてた。
しかし、5回ウラ、小園の2点タイムリーで12対3、また突き放す。
カープの得点劇はここで鎮静するが、6回、代打・林晃汰に今季初ヒット! 7回から守備についていた中村奨成も、8回に今季初ヒット! これは嬉しかった。
続く途中出場の二俣翔一もレフト方向に飛球を打って、行ったかと思わせたが、フライアウト。
このとき、新井さんがせつなそうな顔をしていた。打たせたかったという温情が静かに顔に出ていて(私だって打ってほしい)、そこは冷静になってほしいと思った。二俣を引っ張り続けること。
今日、名古屋から広島に帰ってきた選手たち。試合後半は、控え選手が守備につき、主力選手を少し休ませることができた。
大量リードで、リリーフ陣も休ませることができた。戦意喪失したわけではないだろうけど、大量ビハインドで元気のない巨人打線を、落ち着いたリリーフ陣が3イニング連続三者凡退。
7回、中﨑翔太。役目を終えてベンチに戻って、お風呂上がりのようにホッと笑顔になっていて可愛かった。
8回、鈴木健矢も、ゴロ・ゴロ・ゴロと、軽やか。もっと見たいぞ、鈴木健也。
9回、中日戦の12回延長引き分け戦の締めを担ったドラ3・岡本駿。岡本和真のヒット性の当たりをセンター・大盛穂がダイビングキャッチ! 防御率0.00をキープ。岡本のゼロは、バックの支えあってのゼロでもあるのだ。
ヒーローインタビューは森下と菊地。援護を得たときの心境を聞かれた森下は、今日も野手へのメッセージを忘れない。
「嬉しいですし、毎日打ってほしいです」・・・こんなこと言えるのは、森下だけ。
完封負けが定番だった中日戦、地を張ってそれだけは食いとどめた。「大量得点の後はたいてい負ける」のカープの法則、明日はこちらも覆してほしい。
しかし・・・昨日までの中日戦とのロースコアゲームという名の拙攻戦でもセ・リーグのレベルの低さを感じたが、昨年のリーグ覇者がこのレベルとは・・・(どの口が言う)。セ・リーグ重症かもしれません。盛り立てないと。